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岡山で香川の伝統工芸品「保多織」を使ったアパレル受注会 山や海になじむ服を

ブランド「ツムギ」の平川めぐみさんと「民ノ布」を運営するアパレルプランナーの岩崎恵子さん(右から)

ブランド「ツムギ」の平川めぐみさんと「民ノ布」を運営するアパレルプランナーの岩崎恵子さん(右から)

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 「日本諸国テキスタイル物産店vol.1 ツムギ受注会」が7月2日、「pieni deux(ピエニ ドゥ)」(岡山市北区出石町1)で始まった。

保多織のシーツ

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 アパレルサイト「民ノ布」を運営するアパレルプランナーの岩崎恵子さんが企画した。「民ノ布」では、日本全国に残る伝統的な製法や産地の職人の紹介などをしている。

 アパレルブランド「ツムギ」は、同サイトで紹介した香川県に江戸時代から伝わる伝統工芸品「保多(ぼた)織」を使った商品を作っている。100種類以上ある生地サンプルから好きな色・柄・厚さを選び、ワンピース、ブラウス、パンツなど約15種の服を作ることができる。

 岩崎さんによると、「保多織」は1689年、高松藩主が幕府貢献のために北川伊兵衛常吉に作らせた絹織物。幕府への献上品として、または上級武士しか着ることができなかったという。明治維新後は、絹から綿に素材を変え機械化も進んだ。1960(昭和35)年前後には、県内に数社あった織物会社は、現在は1社だけとなった。

 生地は、平織りを3回した後、浮かせた織りが1本入りワッフル状の凹凸がある。空気を含み吸水性と速乾性が高い。衣服に使われるだけでなく、シーツの材料としても使われる。

 大阪などでアパレルデザイナーとして勤めていた平川めぐみさんが、地元の「保多織」に興味を持ち、商品開発を始めた。「香川の海や山になじむようなイメージで、肌触りがよくゆったりと着られる服を作っている」と話す。

 企画した岩崎さんは、日本全国の繊維・織物に注目し取材している。岩崎さんは「備中を含め日本には多くの伝統的な繊維が多くある。しかしながら国内産の衣服の流通は非常に低い。良さを伝え、同イベントの出店数も増やしていきたい」と話す。岩崎さんのブランド「みんふ」からパジャマも販売する。

 開催時間は11時~18時。今月5日まで。9日・10日にも、やさい屋ポッケ(玉野市)で受注会を行う。

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