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岡山・「Beyond18プロジェクト」がチャリティーTシャツ 美観地区・大原美術館をデザイン

「Beyond18プロジェクト」の代表・黒住宗芳さん

「Beyond18プロジェクト」の代表・黒住宗芳さん

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 「Beyond18(ビヨンドイチハチ)プロジェクト」が7月1日、チャリティーTシャツと手拭いの販売をオンラインで始めた。

OHARA MUSEUM イラストTシャツ(Black)

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 同プロジェクトは昨年6月、感染予防の新しい生活様式として「フィジカル・ディスタンス」の啓発活動としてスタートした。倉敷出身のイラストレーター・金安亮さんがデザインしたTシャツを販売した。「Save Our Scene」をテーマに、予防対策をしっかりしてTシャツを着て街へ出掛けようと呼び掛けた。売上金は、ミニシアター「シネマクレール」(岡山市北区丸の内1)へ寄付した。

 今年のプロジェクトでは、テーマは変更せず、金安さんが新しくデザインしたTシャツと手拭いを販売する。デザインは、大原美術館(倉敷市中央1)や倉敷川が描かれた倉敷美観地区のイラストとテーマ「Save Our Scene」のロゴを採用した。Tシャツの価格は3,520円、手拭いの価格は1,650円。売り上げは、入院患者や児童養護施設など美術館へ訪れづらい人に向けた、「オンラインツアー」の費用とする予定。

 大原美術館では、オンラインツアーやバーチャル展示室、学芸員の解説動画を今年から公開している。昨年90周年を迎え、100周年に向けてスローガンを「みんなのマイミュージアム」とし、ロゴマークも刷新した。

 同プロジェクトの代表・黒住宗芳さんは「昨年は現実にある街の風景を残したいと思い活動したが、今年は心の中にある風景をしっかりと残したい。常に進化しながら、大切なものを残してきた大原美術館は、岡山にとっての文化芸術の象徴的な存在。ここから広がりアーティスト活動をする多くの人を応援する街となってほしい」と意気込みを話す。

 黒住さん「コロナだけでなく、つらいこと・しんどいことはあるが、諦めず顔を上げて一緒に乗り越えていきたい。つらいことの中にもいいことやありがたいことがあるはず。仕事は減ってしまったけど、家族と一緒に過ごせる時間が増えたという声もあった。コロナをやっつけるのではなく、一緒に乗り越えていく元気のきっかけになれるとうれしい」とも。

 今月19日からイオンモール岡山内「ハレマチ特区365」(岡山市北区下石井1)でも取り扱う。営業時間は10時~21時。

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