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岡山・船穂町の醸造所がワイン初出荷 夏の長雨乗り越え1960本

ロゼワイン「朱2021」を作るぶどう農家・松井一智さん

ロゼワイン「朱2021」を作るぶどう農家・松井一智さん

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 ぶどう農家・松井一智さんの醸造所「GRAPE SHIP」(倉敷市船穂町)のロゼワイン「朱2021」の販売が11月30日、岡山市内の酒類販売店などで始まった。

ぶどう農家・松井一智さんの作るロゼワイン「朱2021」

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 松井さんは倉敷市児島出身。料理を学びに訪れたフランスで出会った醸造家の大岡弘武さんに感銘を受け、ぶどう農家を志す。2010(平成22)年、岡山へ戻りマスカット・オブ・アレキサンドリアの生産農家に弟子入りして新規就農。ワイン醸造の技術を学び、2019(平成31)年には初のナチュラルワイン「M」の完成にこぎ着けた。今年は、念願だった自身の醸造所「GRAPE SHIP(グレープシップ)」を開いた。

 同ワインは添加物を入れず倉敷市船穂町で取れたブドウだけを使用。マスカット・オブ・アレキサンドリアとシラーを搾り、たるで発酵させたグルナッシュを加えて瓶詰めしている。

 松井さんは「今年8月は、予想外の雨に見舞われた。太陽を浴びて糖度が増す時期に連日降り、ブドウが割れてしまった。醸造所ができて初めての年だけに不安な日々を過ごした。雨に負けず育ってくれたブドウを大切に選別したが今年は赤ワインを断念し、シラーを加えた1960本のロゼワインを出荷する」と話す。「マスカット・オブ・アレキサンドリアは作るのに手間が掛かるので栽培をやめる農家が多い。船穂町で取れたブドウを味わってほしい」とも。

 ワインボトルのラベルは、「アートスペース油亀」(岡山市北区出石町2)の店主・柏戸喜貴さんが担当。デザイン画は、瀬戸内海に上る朝日の写真を元にしたという。朝日はロゼワインの色。醸造所の門出を想起させるデザインにもなっている。

 価格は3,080円。「slowcave(スロウカーヴ)wineshop&stand」(北区平和町)、「自然派ワインのお店プレヴナン」(北区本町)、「倉敷酒商いときち」(倉敷市阿知2)、「COTORI」(同3)や東京・大阪などの酒類販売店・飲食店で販売する。

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