まぜるアイスとスコーンの店「Hachiko Ice Bake(ハチコ アイス ベイク)」(岡山市北区奉還町1)がオープンして3カ月がたつ。
同店は、斜め向かいに移転したベーグル店「HATTORI BAGEL(ハットリベーグル)」(同2)の旧店舗跡に昨年10月29日にオープンした。運営は、カフェとアパレルショップを営む「Grico apart(グリコアパート)」(同)。店主の古市知詠子さんは、2008(平成20)年から同じ奉還町でアパレルショップを開業。2015(平成27)年に、夫とグリコアパートをオープンした。
「まぜるアイス」は、ベースとなるアイスクリームとフレーバーを客が1つずつ選び、小型農業機械メーカー「オカネツ工業」(東区九蟠)のアイスクリームブレンダーを使用して作る。長さ20センチほどのスクリューが回転し、アイスクリームとフレーバーを客の目の前で混ぜて提供する。
ベースのアイスクリームは、ビーンズバニラ、チョコレート、北海道ミルクジェラート、京都宇治の濃厚抹茶、期間限定アイスの5種類。フレーバーは、イチゴ、バナナ、リンゴ、ミカン、ブドウ、イチジク、ラズベリーなど12種類の冷凍フルーツと、グリコアパートでも提供しているチーズケーキ、ガトーショコラ、抹茶チーズケーキ3種類の合わせて15種類。サイズはレギュラーサイズ(530円)とスモールサイズ(380円)の2種類。アイスクリームに抹茶と限定アイスを選ぶと50円増しになる。
スコーンは、プレーン(270円)、チョコチップ(280円)、ドライイチジク、ココアクッキー(以上320円)アップルシナモン(340円)など22種類を用意。スコーンの大きさは約15センチ。リンゴとハチミツを使ったスコーンやドライフルーツとブラックココアを使った季節限定の商品もある。素材に使う小麦粉、てんさい糖、生クリームはいずれも北海道産で、無添加という。
店名の「ハチコ」は、アイヌ語で「小さい」の意。小さくて優しいこだわりのある店にしようと名付けたという。古市さんは「ごはんにもおやつにもなるスコーン。気軽に口にするものだからこそ、無添加で体にやさしいものを提供したい。スコーンを店前のベンチに座って食べる大学生、朝ごはん用にまとめ買いする主婦、友人への手土産に買っていく人など用途はさまざま。バレンタインデーに向けてチョコレートを使ったスコーンを数種類、提供していく」と話す。
営業時間は11時~18時。火曜、第1・第3水曜定休。