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岡山カレーのラッピングタクシーお目見え 黄色い車体にソースポット乗せ

ラッピングタクシー「岡山カレータクシー」とドライバーの太田昌希さんら

ラッピングタクシー「岡山カレータクシー」とドライバーの太田昌希さんら

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 ラッピングタクシー「岡山カレータクシー」が2月7日、運行を始めた。

ラッピングタクシー「岡山カレータクシー」のカレーソースポット1

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 同タクシーを運行する岡山交通(岡山市南区豊成1)の車両は、一部を除き車体が黄色。黄色い車体を生かして2020年12月、岡山県の名産とコラボしたラッピングタクシー「イエロースペシャリティー」の運行を始めた。岡山カレーは、第1弾の「黄ニラ」に続く第2弾になる。

 岡山カレーは、2020年11月に岡山県観光連盟や商店街、百貨店で組織する「OKAYAMAまちおこし隊」が企画したカレー。岡山県が生産地として知られる白桃を煮込んで作る特製調味料「チャツネ」を使う。廃棄される桃を活用した。現在、岡山市内の42店が提供している。

 同タクシーは、3種のカレーとコリアンダー・ターメリック・ブラックペッパーなど9種のスパイスのイラストでラッピング。屋根のあんどん部分にカレーの入ったソースポットのオブジェを置いた。車内のシートカバーのパターンは、背もたれがカレーソースで座面はサフランライス。ドライバーはカレー柄のネクタイとポケットチーフを着用する。

 デザインは同社のクリエイティブサポート部が考案。スパイスのイラストに名前を入れたり、タイヤのホイールを白いご飯をイメージして白にしたり、ソースポットを少し斜めにしてカレーが見えるようにしたりするなど、工夫を凝らしたという。車体後方には、「カレー旅しませんか?」と文字を入れた。

 ドライバーの太田昌希さんは「5店で岡山カレーを食べ、店主からこだわりや特徴を学んだ。岡山カレーで岡山を盛り上げていきたい」と話す。

 今後は、「ハウス食品」(東京都千代田区)や「MARS LAB(マーズラボ)」(北区問屋町)の協力で、ドライバーがカレーについて学ぶ勉強会も開く。同タクシーを使って6日間で岡山カレーを提供している全店を巡るツアーを3月1日から催行するほか、オリジナルスプーンを進呈するスタンプラリーの開催も予定する。

 車両台数は1台。運行は24時間。乗車料金は通常車両と同じ。

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