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岡山市役所の食堂でブルガリア料理 姉妹都市50周年を明治と共同事業で

(左から)岡山市役所地下1階食堂で食事を提供するセントラルフーズの平田恭子さん、姉妹都市縁組50周年事業を行う岡山市国際課・金子万利奈さん、明治の中尾雄二さん

(左から)岡山市役所地下1階食堂で食事を提供するセントラルフーズの平田恭子さん、姉妹都市縁組50周年事業を行う岡山市国際課・金子万利奈さん、明治の中尾雄二さん

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 岡山市がブルガリア共和国プロブディフ市と姉妹都市縁組50周年の記念事業の一つとして、ヨーグルトを使ったブルガリア料理を5月10日~13日、岡山市役所地下1階食堂(岡山市北区大供)で提供する。

ブルガリア料理のキュフテ

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 岡山市は1972(昭和47)年にプロブディフ市と姉妹都市縁組を締結した、ブルガリア共和国と姉妹都市縁組を結んでいる日本唯一の街。JR岡山駅前の桃太郎像と同じ像を縁組20周年記念で贈り、シメオン皇帝公園に設置されている。東京2020オリンピック・パラリンピックではホストタウンとなり、バドミントンや女子レスリングの事前合宿などを行った。

 同事業は、ヨーグルトブランド「明治ブルガリアヨーグルト」を販売する明治(東京都中央区)と共同で行う。同社の中尾雄二さんは「開催期間中は食堂を利用した人に同商品を無償提供する。1972(昭和47)年にブルガリアから国名の使用許可をもらい、来年発売50周年を迎える。同事業を通して国際理解に貢献したい」と話す。

 10日・11日は、コーンピラフ、豚肉を使ったグラタンに似た料理「ムサカ」、トマト・キュウリ・タマネギなどを角切りにしたサラダ「ショプスカサラダ」、インゲン豆の入ったスープ「ボブチョルバ」を提供する。12日・13日は、パン、ブルガリアのハンバーグ「キュフテ」とボブチョルバを準備する。ムサカ、キュフテにはヨーグルトが使われる。提供時間は11時~14時。価格は600円。1日限定30食。

 12日・13日には、プロブディフ市交流写真展を岡山市役所1階市民ホールで開催する。セミナー「ヨーグルトのひみつ」(10時~、12時30分~)を明治・西日本支社の栄養士が行う。このほかに「ヨーグルト健活セミナー」を市内の10カ所以上の公民館で行う。

 岡山市国際課の金子万利奈さんは「身近なヨーグルトからブルガリアを知り、岡山市内に住む外国人への理解や多文化共生の一助になってほしい。同時に、コロナ禍で行く機会の減った海外旅行気分を楽しんでもらいたい」と話す。

 今秋には、岡山操車場跡に作られる北長瀬未来ふれあい総合公園(北長瀬表町2)に、ブルガリアの革命家・フリスト・ボテフの像が設置される予定。

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