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岡山にイタリア人が焼くピッツア新店-独自スタイルの生地を売りに

店主の松本俊二さんと、イタリア出身のピザ職人ジェノニ・マルコさん

店主の松本俊二さんと、イタリア出身のピザ職人ジェノニ・マルコさん

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 岡山にイタリアン「FARO PICCOLINO(ファロ ピッコリーノ)」(岡山市北区中山下1、TEL 086-206-1441)がオープンして1カ月が過ぎた。開店日は2月4日。

店内の様子

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 店主の松本俊二さん(47)は同市内にある「岡山県立図書館」内の喫茶店も経営しており、出店は2店舗目となる。同店出店の一番の動機は、過去に東京・恵比寿のピッツェリアでの体験が基だと言う。「焼き窯が見える店内で、焼きたてのピザが運ばれて来るまでのライブ感が楽しく衝撃を受けた。岡山でも開きたいと10年以上前から思いを温めてきた」という。

 店舗面積は約13坪。席数は、カウンター8席とテーブル12席の合計20席。本場イタリアからピザ職人を迎え、焼きたてのピザを提供する。日本でピザといえばナポリ風が主流なのに対し、同店では生地が薄くサクッとしたミラノ風に若干モチモチさも加えた独自のスタイルだという。

 メニューは、水牛のモッツァレラを使った「マルゲリータブッファラ」(1,500円)や、トマトソースにチーズ、タマネギ、マッシュルーム、卵をのせて焼き、トマトの酸味と半熟の黄身の甘みを混ぜてソースとして楽しむ「ピッツァ ファロ ピッコリーノ」(1,400円)、イタリアの農園をイメージした素材をのせ「農家からの贈り物」という意味を込めた「ピッツァ オ・ク・リ・モ・ノ」(1,500円)など。

 そのほか、「マッシュルームのサラダ」(800円)や、「モッツァレラチーズとトマトのカプリ風サラダ」(1,200円)などの前菜数種も。パスタは店で製麺しておりメニューは常時5~6種類をそろえる(1,000~1,600円ほど)。ランチタイムには「ピザランチ」「パスタランチ」(以上1,200円)を用意。いずれもサラダとドリンクが付く。

 「食にまつわるストーリーも大切にしている」という松本さんは、接客スタッフの対応次第で料理の味や店の印象まで決まると考え「メニューはきちんと説明ができるようスタッフを育てながら増やしていくつもり」と話す。「ただおなかを満たすだけでなく、心も満たすプラスアルファを提供して食の楽しみを広げる店にしたい」とも。

 営業時間は11時30分~14時、18時~22時。月曜定休。

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