岡山カレー「食べ歩きスタンプラリー」が12月15日、岡山市内の44店でスタートした。
「art café 夢二」のシェフ特製 欧風 白桃チャツネの千屋牛カレーライス
主催の「OKAYAMAまちおこし隊」は2020年、JR岡山駅から2キロ圏内の事業者や団体が、当時のJR岡山駅長の声がけで結成した。岡山商工会議所の「フルーツパフェの街おかやま」や両備グループの「ワンダフル瀬戸内」など、各団体が岡山を盛り上げるイベントやPR施策に取り組んできたが、力を合わせてアピールすることで相乗効果を狙う。
第1弾として「食」で岡山を盛り上げる企画「岡山カレー」を2020年11月にスタートした。特産品の白桃を煮込んで作る特製調味料「チャツネ」を参加店が使い提供する。今回、第3弾には47店が参加。スタンプラリー対象店は44店。
岡山県観光連盟の松野理絵さんは「規格外や廃棄される白桃を農家から仕入れ、年中岡山を感じられる企画にした。岡山を訪れる人が、『岡山と言えばカレー』と言ってもらえるようなカレーの街にしたい。各店、それぞれの個性があり、食べ比べることで好みのカレーが見つかるはず」と話す。
「QUIET VILLAGE CURRY SHOP」「かじCurry」「ALARA CURRY kinnamomon」などのカレー店、「ホテルグランヴィア岡山・ダイニング&バー アプローズ」「ANAクラウンプラザホテル岡山・カジュアルダイニング ウルバーノ」などのホテル、「cafe Antenna」「城下カフェ」「カフェ ル・パン」などのカフェが参加する。
パン店「ポンパドウル」はカレーパンを販売するほか、「burrent.」はカレーピザ、「たこ焼きBAR REEF」はカレーうどん、「ナチュレルモン」はカレーのキッシュ、立ち飲み店「STAND MARIO」はカレーソースの肉団子など、カレーライス以外を提供する店もある。
岡山県出身の画家で詩人の竹久夢二の作品を収める夢二郷土美術館に併設するカフェ「art café 夢二」では、大正時代のクラシックな雰囲気を楽しめるようにノリタケの食器とカレーポットを使って提供する。県外からの来訪者も多いため、岡山県産「千屋(ちや)牛」、岡山米「きぬむすめ」、瀬戸内産のマッシュルームを使う。
スタンプラリーは、各店にあるQRコードを読み取りスマートフォンでスタンプを取得できる。スタンプ10個で千屋牛ロースステーキが抽選で当たるほか、スタンプ5個で岡山市内のホテルでの飲食に使えるチケット、スタンプ3個でレトルトカレー4個が入った「岡山カレーセット」が当たる。レトルトカレーの一つは、ハウス食品の協力などでレシピを作り、バッグ型ケースに入れて販売も行っている。
参加店は随時募集している。スタンプラリーは来年2月10日まで。