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岡山の表町商店街などでフィルムカメラの撮影会 元アイスダンサーがモデルに

(左から)モデルのKiriaさんとアサノカメラの中塚博晶社長

(左から)モデルのKiriaさんとアサノカメラの中塚博晶社長

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 撮影イベント「フィルムdeポートレート」が5月27日・28日、表町商店街などで行われる。主催はアサノカメラ(岡山市北区表町1)。

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 同店は1901(明治34)年創業。1913(大正2)年に現在の場所に移転。コロナ禍により約3年ぶりの撮影会イベントとなった。ハーフフィルムカメラ・KODAK Ektar(エクター)H35を参加者に貸し出し、表町商店街や石山公園、岡山城などを歩きながら撮影する。同カメラは、36枚フィルムを使うが、縦長のハーフサイズの写真72枚が撮れる。

 講師は、富士フイルムの公認ワークショップ講師でもある写真家の松村洋伸さんを迎える。モデルは、2018(平成30)年全日本選手権大会アイスダンス2位などアイスダンサーをしていたKiria(きりあ)さん、現在14歳でモデルの向日葵さんが務める。

 当日は、9時30分からカメラの使い方などのレクチャーを行い、10時30分から撮り歩きをスタート。アサノカメラにフィルムを預け、各人昼食後、14時から現像された写真を並べて講評する。

 アサノカメラの中塚博晶社長は「デジタルカメラ、スマホで写真を撮る人がほとんどになったが、フィルムの良さを知る人も増えてきている。撮ってもすぐに見られない。だからこそ、一枚ずつしっかり考えながら撮る。粒状性があり、仕上がりが柔らかくなるなどの特性もある。当日は、あまり使われなくなったフラッシュを使い、目の中に光を入れるなど試しながら撮ってほしい。またデジタルと両方で撮っておくと比べられて面白い」と話す。

 モデルのKiriaさんは「コミュニケーションを取りながら、いろいろな表情を撮ってほしい。自然体の写真を撮られることは少ないので、ぜひ撮ってほしい」と話す。

 中塚さんは「デジタルがきれいに撮れすぎることから、フィルムを好まれる人も増えた。初心者からベテランカメラマンまで、フィルムの楽しさだけでなく、プリントの良さも知ってほしい」と参加を呼びかける。

 開催時間は9時25分~16時30分。参加費は3,500円。参加費にカメラ貸し出し、フィルム、現像代、プリント代を含む。

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