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岡山・旭川沿いで「ナチュラルマルシェ」 フランス料理のコースも

9月の「出石ENNGAWAマルシェ」を企画した自然派ワインの店「プレヴナン」店主の山本和志さん

9月の「出石ENNGAWAマルシェ」を企画した自然派ワインの店「プレヴナン」店主の山本和志さん

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 「出石ENNGAWAマルシェ」が9月3日、岡山・旭川の土手(岡山市北区出石町1)で開かれる。

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 後楽園の旭川右岸、鶴見橋のたもとの堤防拡幅工事を終え、2021年から同所を活用する社会実験などを開催。今回は9月・10月・11月に、テーマの異なるマルシェを開催。同じ旭川の土手や河川敷で開かれる「備前岡山京橋朝市」(京橋町)と同じ毎月第1日曜に開催することで、相乗効果を狙う。

 9月のテーマは「ナチュラルマルシェ」。自然派ワイン専門店「プレヴナン」がテーマを決め、出店者を集めた。有機のものや添加物を使っていないものを販売することと、できる限り生産者が自ら出店することとした。

 自社牧場で作るチーズ店「ハルパル」、キッシュなどを提供するカフェ「Bonap(ボナップ)」、干しブドウ、麦茶、みそを販売する農業生産者「Asai Farm & Molln」、野菜の生産者「みやざと農園」と「みやざと農園」のトマトなど野菜を使ったスムージーの「はらぺこスムージー」、パン店「BECK」のほか、「wacca farm(ワッカファーム)」の無農薬小麦を使ったドーナツを提供する「はなまるこ」、ブリュワリー「Kawazu Brewing(カワズブリューイング)」が出店する。

 プレヴナンは、世界の酸化防止剤無添加ワインを提供するほか、岡山でワインを造る大岡弘武さんと松井一智さんのワインも準備する。

 今回、元岡山国際サーキットのレストランシェフで、現在は隠岐諸島・知夫里(ちぶり)島でフレンチレストラン「Chez SAWA(シェサワ)」を営む里野モミイチさんをゲストに招く。野菜の冷たいスープ、サザエと知夫の魚介・野菜のタブレ、知夫里島・本日の魚料理、軍鶏のシェリー酒煮込みの4品を提供する。価格は2,500円。11時・12時・13時・17時・18時スタートで、各時間帯12人まで。要予約。

 プレヴナン店主の山本和志さんは「毎月マルシェが開催できるようになり、出石町かいわいに住む人たちに楽しんでほしい。日傘やマイチェアなどを持参して、自分で川辺を楽しむ人たちが増えることを目指す。フレンチも食べることができるので、ランチから夕暮れまで一日楽しんでもらえれば」と話す。

 「有機なものだけでマルシェを開くことが目標。ワイン業界では、ナチュラルワインや自然派ワインと呼ばれるものがヨーロッパを中心に増えてきた。消費者が求めるようになり、作り手も増えていった。ワイン以外の食べ物も、知って、食べることで、有機なものが身近に食べられるようになることを期待している」とも。

 土手の柵にはバーカウンターを設置するほか、河川敷などには、テーブルやローチェアなども準備している。

 開催時間は11時~19時。10月は「Kawazu Brewing」が企画するテーマ「川辺の屋台」、11月は「みちくさスコーン」が企画するテーマ「出石で喫茶」で、それぞれイベントを開催する。

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