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岡山で「珈琲とアートの10日間」 短編映画「コーヒーブレイク」上映会など

短編映画「COFFEE BREAK(コーヒーブレイク)」の大西貴也監督

短編映画「COFFEE BREAK(コーヒーブレイク)」の大西貴也監督

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 大西貴也監督の新作短編映画「COFFEE BREAK(コーヒーブレイク)」の上映会などを開催する 「珈琲(コーヒー)とアートの10日間」が11月5日、足守プラザ(岡山市北区足守)で始まった。

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 大西さんは、前作のカンボジアの美術スクールのドキュメンタリー映画「Joy of Art」でオーストラリア国際映画祭のドキュメンタリー部門で最高賞、前々作の新庄村のドキュメンタリー映画「村ぞ、生きり。」で東欧映画祭のドキュメンタリー部門で特別賞を、それぞれ受賞した。

 5年ほど前から保育園に勤め、2年前に保育士資格を取得した大西さんは以前から保育園を舞台にした映画を構想していた。昨年夏、カナダで俳優として活躍していた三宅エリナさんと出会い、7本目となる映画の脚本をすぐに書いたという。

 映画は、保育園を舞台にしてコーヒーを巡って保育士と園児が競う35分のアクションコメディー。園児のひむろしずく役を演じる山本栞愛さんは子役ではなく、当時本当に同園に通う園児。大西さんは「園児はいつでもナチュラルに園児。演じたより遊びたい。時間をかけ、たまたま役と合っている行動をするタイミングまで待ち、その瞬間を撮る。通常の5倍以上の時間を費やしたが、子役にはできない映画になった」と話す。

 「コーヒーブレイクは、子どもが大人の常識をぶっ壊す爽快な映画を目指した。子どもが見ても面白い映画で、大人が見ても新しい発見があるはず。子どもだけじゃなく理不尽なことを立ち向かわなければいけないことがあるのは大人も同じ。現実では難しいと感じることもあるが、映画の中で発散してほしい」とも。

 8日は、大西監督のトークショー、挿入歌を提供した沖瀬さやかさんのライブ、キノシタショウテンのコーヒー飲み比べなどを行うほか、9日は、主演・三宅エリナさんのトークショー、同作のアクション監督を務めた大岩主弥さんのアクション指導、主題歌を提供したFelipe Nakamura(フェリーぺ中村)さんのライブも予定している。

 開催時間は10時~20時。今月14日までの期間中は同作と「Joy of Art」を上映。入場無料。

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