「2017そうじゃ吉備路マラソン」が2月26日に行われ、過去最多の1万9855人のランナーが参加した。
種目はフルマラソン、ハーフマラソン、10キロ、5キロ、3キロの種目、家族などで参加するファミリーマラソンが用意され、フルマラソン・ハーフマラソンのコースでは、五重塔がそびえ立つ備中国分寺、全国で4番目の大きさの造山古墳の横を走った。
「公務員ランナー」として知られる埼玉県庁の川内優輝さん、箱根駅伝で2年連続区間賞を獲得した青山学院大学の秋山優飛さんらが招待選手としてハーフマラソンに参加。天満屋女子陸上部の西脇舞さんは10キロに参加した。
ハーフマラソン登録男子の部1位は、昨年12月に全国高校駅伝で初優勝した倉敷高校のジョエル・ムアウラさんが1時間2分17秒でゴール。川内さんは2位、秋山さんは3位でゴールした。
沿道には応援者や写真愛好家が、知人や招待選手に声援を送ろうと詰め掛けた。備中国分寺付近でカメラを構えていた70代男性は「スタートの2時間前にベストスポットを求めて来た。川内選手の雄姿を、五重塔を背景にして撮りたかった。梅と菜の花も開花しており、春らしい光景も撮影できた」と話していた。