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岡山の演劇ユニットが「贋作 罪と罰」公演 劇中に書道パフォーマンスも

「贋作 罪と罰」公演をPRする演劇ユニットcoicoiの役者たち

「贋作 罪と罰」公演をPRする演劇ユニットcoicoiの役者たち

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 岡山の天神山プラザホール(岡山市北区天神町、TEL 086-226-5005)で5月27 日・28日、「平成29年度天神山文化プラザ土曜劇場」で演劇ユニットcoicoi(こいこい)が「贋作(がんさく) 罪と罰」の公演を行う。

稽古の様子

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 岡山の若手の劇団や新しい表現技法に取り組む団体の創作活動を支援として「土曜劇場」を開催する同施設。本年度は審査を通った7団体が公演を予定している。

 同ユニットは2012年に結成。今回の公演は5回目。ユニット名の「coicoi」は、演劇を見に「来い来い」という願いが由来。「何度でも見たい演劇」「誰かと見たい演劇」をコンセプトに、他の劇団に所属する役者など有志が集まって活動する。代表の福田史子さんは「面白い台本を見つけたら、一緒に演じたい仲間を口コミで集める。毎回メンバーは替わっても、いい関係を作り、面白さを追求できる」と話す。

 公演では、俳優・劇作家の野田秀樹さんの脚本「贋作 罪と罰」を16人の役者・スタッフで演じる。幕末の日本を舞台にしたサスペンス劇。演出のタゴヒロツグさんは「人間が生きることについて、抑圧・開放をテーマに笑いやダンスの要素を取り入れ、コミカルでシリアスに表現する」と話す。コンテンポラリーダンスの技法で感情を表現し工夫した部分があるという。

 舞台装置では、4月23日のワークショップで作成した大型の書道作品が使われる。明誠学院高校書道部が協力し、役者とともに制作した。公演中に同校卒業生が「書道パフォーマンス」を行うシーンがある。福田さんは「演劇に書道パフォーマンスが入ると表現の幅が広がると思い、書道部を招致した。見どころの一つとして楽しみにしてほしい」と呼び掛ける。

 開演時間は、27日=14時、19時、28日=12時、17時。上演時間は約100分。入場料は、一般=2,500円(前売り2,000円)、学生・65歳以上・障がい者=1,000円。

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