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ファジアーノ岡山の試合会場で「リユースカップチャレンジ」 ごみ削減に挑戦

リユースカップの回収を呼び掛ける利根弥生さん(左)と山崎高弘さん

リユースカップの回収を呼び掛ける利根弥生さん(左)と山崎高弘さん

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 岡山シティライトスタジアム(岡山市北区いずみ町2)で11月5日、岡山市環境局環境事業課がサッカーJ2ファジアーノ岡山と協働して「リユースカップチャレンジ」を行う。

シティライトスタジアム内のごみ回収場所でリユースカップの回収を呼び掛けるスタッフ

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 同事業は事業ごみの削減の取り組みの一つ。多くの市民に認知されやすい機会として、平均9300人(10月22日時点)を集客する同チームのホームゲーム開催日に試験的に行う。紙コップに入れて販売するドリンクをプラスチック製のリユースカップに替えて提供し、利用後の回収を呼び掛ける。

 同事業は昨年に続いて2年目。今年は10月22日に1回目を実施し、回収率は85%。今回は90%以上を目標としている。同カップは回収後に洗浄して繰り返し使用でき、紙コップを毎回処分するより環境への負荷は小さい。同カップ1000個を回収すると二酸化炭素約80キログラム分、スギが二酸化炭素を1年で吸収する量で約5本分を抑制できるという。

 同課は同カップ利用者にアンケートを行い、「使い捨てはもったいないので賛成」「ごみを減らす取り組みをするファジアーノ岡山に好感を持った」という項目に賛同する回答が半数以上得られたという。

 同事業に協働し、リユース食器貸し出し事業を行うNPO法人タブララサの利根(としね)弥生さんは「回収に協力的な観戦客が多く、反応がよかった」と話す。同課資源循環推進室主任の山崎高弘さんは「家庭ごみ削減の取り組みは成果が見られているが、イベント開催時などの事業ごみ削減はこの取り組みをきっかけにできることをもっと増やせたら」とも。

 同カップのドリンクを購入した人に抽選で、同チームのロゴまたはキャラクターをプリントしたオリジナルエコトートバッグが進呈される。抽選に外れた人にもほかの啓発グッズを進呈する。抽選会はハーフタイム終了の14時まで。

 同日は現在12位のファジアーノ岡山が3位の名古屋グランパスを迎え撃つ。13時キックオフ。

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