岡山市にある「インドダイニングカフェ マター」(岡山市北区下中野)で11月28日、ネパール伝統楽器のバンドによるコンサート「ネパールナイト クトゥンバ Final in Okayama」が行われる。主催は「ネパールソサエティ岡山」。
ネパール国内外で活動するバンド「クトゥンバ」は2004年に結成し、メンバーは6人。結婚式、宗教的な行事、迎賓の歓迎などで使われるというネパールの伝統楽器6種を使い、黒い腰丈の上衣とパンツの裾と縁に朱色のライン、白い帯を締めたネワール族の衣装を着用して演奏する。バンド名はネパール語で「絆」を意味する。
2015年に来日を予定していたがネパール大地震のため中止となり、今回が初来日。震災に関連のある地域をメインに、熊本県益城町、熊本市、京都市、西宮市、神戸市、大阪市を回り、岡山が最終会場となる。
演奏する曲は6曲を予定し、日本の曲のアレンジも含まれる。オリジナル曲「Barpak(バーパック)」はネパールで震災被害が深刻だった地域の名前。
主催者でネパール出身のアチャーリャ・プレム・プラサドさんは、「ネパール国内で人気のグループ。国内では使っていない文房具などを集めて不足している地域へ届け、無料のライブを行っている。ゆったりしたリズムで心地よい曲を一緒に聴いて楽しんでもらえたら」と来場を呼び掛ける。
18時30分開場、19時30分開演。入場無料。事前予約でネパール料理のディナーを用意する(1ドリンク付き、チャリティー込み3,000円)。予約・問い合わせはネパールソサエティ岡山・吉岡遵さんまで。会場では来日ツアーのオリジナルチャリティーTシャツ(2,000円)も販売する。