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岡山・八塔寺で「星まつり」 昨年完成・望遠鏡で冬星座観測、地元グループ主催

望ヶ丘天文台の望遠鏡と説明するスタッフ

望ヶ丘天文台の望遠鏡と説明するスタッフ

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 備前市にある望ヶ丘キャンプ場(備前市吉永町加賀美)で11月11日、天体観測イベント「八塔寺星まつり」が開かれた。

天体・星景写真の展示と投票の様子

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 同イベントは、岡山県東部の備前市吉永町と美作(みまさか)市の境にある八塔寺周辺で活動する天体観測グループ「八塔寺星を観る会」が主催する。子どもたちに豊かな自然を残したいという思いから同会を結成した。星をもっと身近に感じてもらいたいと観測会を始め、今年で4回目。

 望ヶ丘天文台では、昨年完成した40センチメートルの反射望遠鏡で冬の星座や天の川を観測。同会員が持参した10台以上の望遠鏡でも星を楽しむことができた。暗くなった18時30分ごろから星空案内があり、参加者は雲が切れるたびに声を掛け合って望遠鏡をのぞいていた。

 時折、小雨が降る天気の中、20時ごろから観測ができるようになった。観測から数時間後に雲は晴れ、満天の星空となった。同会の水谷さんは「ここでしか見られない星空を多くの人に楽しんでもらえて本当にうれしい。来年の開催に向けてまた頑張りたい」と意欲を語った。

 来場者は約150人。来場したのは、地元の家族連れ、岡山市内の天文ファンをはじめ、1時間以上かけて駆け付けた兵庫県の人もいた。来場した岡山市内の20代女性は「寒くて星も一段ときれいに感じた。スタッフの人に淹れてもらったコーヒーと暖かい気遣いにホッとすることができた」と話していた。

 会場では、天体・星景写真の展示と投票、鹿肉ジビエカレー(400円)や鹿肉の唐揚げ(300円)などの屋台、星座あしらった備前焼アクセサリー(500円)も販売された。

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