岡山の奉還町商店街にある教育施設「SGSG」(岡山市北区奉還町3)などで12月9日、イベント「奉還町フリマ×JK(ジャスト高校生)」が初開催される。
「奉還町フリマ×JK」で提供する「奉還町JKサンド」を試作する「カフェ部」のメンバー
岡山県南エリアにある高校4校の生徒15人が「町づくりに挑戦したい」との思いから企画した同イベント。同施設長の野村泰介さんと協力し、奉還町商店街のにぎわい創出を図る。
実行委員長の佐山美羽さんは「高校生や大人に参加してもらい、私たちが企画したイベントを楽しんでもらいたい。高校生の力でできることを形にしたい」と意気込む。
生徒が考案した5ブースでワークショップや販売を行う。持ち寄った古着やアクセサリーを販売する「フリマ部」、「奉還町JKサンド」や「インスタ映えドリンク」などオリジナルメニューを提供する「カフェ部」が出店する。「飛島(ひしま)部」は岡山県笠岡市の笠岡港沖約30キロにある大飛島・小飛島特産のつばき油を絞るワークショップを行う。
「国際交流部」は岡山市内在住の留学生とたこ焼きを作るワークショップを行う。韓国のキムチ、スリランカのカレー、インドネシアのナシゴレンなど留学生の出身国にちなんでアレンジしたたこ焼きを提供する。「ラジオ部」は岡山シティエフエムで放送する「放課後スクールJACK」の公開収録を行う。
同イベントの告知はSNSを使ってメンバーらが発信する。副実行委員長の宮本若奈さんは「まずは学校の友達へ広め、たくさんの人に拡散したい。高校生の力で奉還町商店街を盛り上げたい」と意気込む。
野村さんは「きっかけさえ提供すれば、高校生がアイデアを出して実現することができる。目立たない普通の高校生だと思っている生徒が自信を持って活躍し、成長できるよう支援したい」と話す。
開催時間は11時~16時。