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岡山のクラフトビールバーが1周年 ビアソムリエ店主「まち活性化の一躍に」

看板プレートを掲げる「麦酒島」店主の小萩倫久さん

看板プレートを掲げる「麦酒島」店主の小萩倫久さん

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 岡山市の田町のクラフトビールバー「麦酒島 ビアアイランド」(岡山市北区田町2、TEL 070-5045-0696)が12月17日、オープン1周年を迎えた。

注ぎたてのクラフトビール

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 スナックの後に居抜きで出店した同店。一人でサービスしやすいよう、冷蔵庫をカウンターの隅に置けることが条件で決めたという。カウンター奥はレンガ調の壁に店名ロゴ入りTシャツとファジアーノ岡山のユニフォームを掛け、カウンターテーブルはクラフトビールの瓶・缶と木目のプレートをディスプレーしている。カウンター7席、緑色のシートのソファ席9席が並ぶ。

 店主の小萩倫久(こはぎみちひさ)さんは大阪で音楽活動をしていたが解散をきっかけに、ビアソムリエの資格を取得した。地元岡山に戻り、香川県香川郡の直島のカフェ&バーでビールの勉強をしながら経験を積んだ。小萩さんは「ビールのことを詳しく知ってからビール好きになった。黄金色の定番ビール以外に種類が豊富で味わい方も幅広いので、クラフトビールの楽しみ方をもっと知ってもらえたら」と話す。

 同店ではクラフトビールを5~8種類をたる生で提供する。「天使女子の吟米ホワイト」「スルガインペリアルIPA」(各320ミリリットル750円、550ミリリットル1,050円)などを用意し、無くなり次第、種類を替える。クラフトビールを使ったビアカクテル「瀬戸キュンレモネードビア」「ファジレッドビア」(各700円)など12種、その他のカクテルなど約60種をそろえる。

 フードメニューは、スパイスを工夫した「ビアソムリエが創るカレードリア」(700円)がよく注文されるという。「大人のポテサラ」(500円)は小萩さんが苦手なキュウリを除き、ビールに合う味に仕上げたという。

 小萩さんは「昔からの友達に店で再会でき、応援してもらえることに感謝している。クラフトビールをもっと気軽に楽しめる場所にしたい」と意気込む。「地元に戻り、ファジアーノ岡山の活躍や瀬戸内芸術祭など岡山が賑(にぎ)わう機会が増えてうれしく思う。魅力的な店に成長し、活気ある岡山のまちづくりにつながれば」とも。

 営業時間は18時~翌2時。日曜定休。

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