岡山一番街(岡山市北区駅元町)に12月15日、カスタードアップルパイ専門店「RINGO」がオープンした。
同店は、池袋・川崎・福岡・大阪に続いて5店舗目。地下街インフォメーションセンター、ハレチカ広場、洋菓子店「HAKUJUJI」と人通りの多い十字路の角に位置する。運営するBAKE(東京都港区)では30年間アップルパイの改良を続け、現在のバージョン7「焼きたてカスタードアップルパイ」(399円)となった。
バターを練り込んだ144層のパイ生地に、キューブカットしたリンゴを入れて焼き、カスタードクリームを注入した後にもう一度焼いている。リンゴは、青森県産「葉とらずリンゴ」を使用。収穫まで葉を残ししっかり栄養を蓄えたリンゴを選んでいるという。生地には北海道産フレッシュバター、カスタードクリームには生乳を使っている。
テークアウト専門で、焼きたてを提供するため、工房一体型店舗としている。約30分で100個焼き上げることができるが、オープン日から行列も見られた。1日平均約3000個を製造、しばらくは一人4個までの販売。
PRチームの芳賀宏輔さんは「焼きたての商品が並ぶ様子が、工場で作りたてのお菓子を食べるような体験になれば」と話す。
11月15日に開催された「第16回日本イノベーター大賞」では、同社の会長が優秀賞を受賞。菓子業界では珍しい1ブランド1商品によるおいしさと経営効率の両立に対して表彰された。同社は、同商品のほか、チーズタルト店、シュークリーム店、生どら焼き店など国内外に出店している。
営業時間は10時~20時。