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岡山のNPOが永瀬清子現代詩賞作品募集 「一行目にして佳境に入る詩」求む

永瀬清子生家保存会の横田都志子さん

永瀬清子生家保存会の横田都志子さん

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 NPO「永瀬清子生家保存会」(赤磐市松木)が2月17日、「第3回永瀬清子現代詩賞」の作品公募をはじめる。

 1906(明治39)年岡山県生まれの詩人永瀬清子は、皇后美智子さまが英訳した作品「あけがたにくる人よ」の著作や、玉野高校(玉野市築港)など岡山県内で30校以上校歌を作詞したことなどで知られ、「現代詩の母」とも呼ばれている。

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 同NPOは、永瀬の生家保全活動を通じて、永瀬の作品と存在を伝え、詩を読むことや書くことの文化活動普及と文化向上を行っている。

 永瀬の生家と井戸は昨年10月27日、国登録有形文化財に指定された。改修が遅れた土蔵は解体することになったため、同NPOではクラウドファンディングで支援者を募り、映画「きよこのくら」を制作。同映画の上映会は各地で開催され、集まった支援金は母屋の改修費用に充てられている。

 永瀬清子現代詩賞表彰は2016年から始まり、昨年は300編以上の応募が寄せられた。選考委員は永瀬の次女でエッセイストの井上奈緒さん、詩人の小林一郎さん、中四国詩人会理事長の白河左江子さん、美術家のむらはしこまちさんの4人。

 1次選考は7月末に行い、11月17日に表彰式を行う。最優秀作品には副賞として賞金3万円を贈呈する。このほか、約30編の入選作品は詩誌「いつかだれかにわたしの思いを」に掲載する。

 同会理事長の横田都志子さんは「詩を書いたことがない人にも参加してほしい。詩を書く喜びを感じてもらえれば。選考基準は永瀬の言葉を借りれば『詩情たるもの一行目にして佳境に入るもの』」と話す。

 応募締め切りは4月17日。

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