城下公会堂(岡山市北区天神町)で6月27日、「迷子のコピーライター」著者の日下慶太さんによる出版記念トークイベント「アホがつくる街と広告」が行われた。
NPO「ENNOVA OKAYAMA」が「みんなのテラコヤ」第13回企画として行った同イベント。写真家・石川直樹さんをゲストに招いた2015年以来の開催となる。
日下さんは広告代理店「電通」でコピーライターを務めながら、UFOヤッホーと叫びながらUFOを呼ぶバンド「エンバーン」のリーダーも務める。企業や大学との仕事のほか、地域との仕事にも多くの実績を残している。
日下さんは、大阪市阿倍野区にある文の里商店街のポスター展、福井県大野市の「大野へ帰ろう」プロジェクト、大阪検定ポスター展などの実作から、いいコンテンツを作ること、上手にPRすること、地域を巻き込むこと、自分を変えることの4キーワードで地域課題への取り組みを話した。商店街のポスター展から派生した「ソーシャルポスター展」に出展されたNPO法人だっぴのポスターも会場に飾られた。
「一過性のイベントではなく、残るものを作ること。地域の人のためになるには、掃除が大切。フォースを伝授せよ」など実際に活動の中で感じたコメントも多数あった。三戸なつめさんのミュージックビデオ「前髪切りすぎた」では11パターンを制作し、量を作ることの大切さも伝えた。
日下さんは「照れと遠慮を無くせばアホになれる。アホになれ」と自分が変わることの大切さも話す。
同トークイベントは、大阪、東京・下北沢、仙台、長野でも開催予定。