菓子店「白十字」(岡山市南区藤田)が、アパレルメーカー「Johnbull(ジョンブル)」(倉敷市児島)が作ったデニム素材の制服を取り入れて3カ月がたった。
ピンクのスカーフが印象的だった以前の制服から、デニム素材の帽子とエプロン、チャコールグレーのベスト、シルク製チェック柄のリボンタイに変更した。広島・香川・兵庫など直営店46店舗の販売スタッフが着用する。
ジョンブルでは「靴磨き職人用エプロン」「パン職人用エプロン」など職人用エプロンも作っている。店長ほか3、4人と共に、約1年前から構想し作ったという。専務取締役の二木正芳さんは「地元デニム生地を使い、カジュアルでもありフォーマルな印象とした。ポケットやボタンの位置、シャツの長さ、腕周り、襟の高さなど、動きやすさにこだわったが、今後もエプロンにポケットを付けるなど、使いやすく進化させていく」と話す。
ベストの襟にアルファベットで創業年と経営理念「洗練されたケーキは、文化的な生活を創る」が入っている。「創業から地元に密着した菓子店として営業してきた。デニムの制服は、県外へのアピールだけでなく、県内の人に地元に誇りや愛着を感じてもらうことにもつながれば」とも。