今年開幕した卓球Tリーグ男子「岡山リベッツ」が11月16日、岡山武道館で行われた初ホーム戦で勝利した。
卓球の日本リーグ「Tリーグ」は10月24日に開幕し、男子4チーム・女子4チームが参戦。同チームは初戦アウェイで「琉球アスティーダ」を破り勝利したが、その後「TT彩たま」、「木下マイスター東京」に破れ、1勝2敗で地元岡山のホーム戦を迎えた。
会場には1081人の観客が集まった。卓球ファンだけではなく、元卓球部の人、卓球部の子どもたち、岡山リベッツが初代王者になることを望む人たちが集まった。元卓球部だったという男性の一人は「初めて生でプロの試合を間近で見た。もう一度、卓球をやりたくなった。世界レベルの試合をこんなに近くで見られるのは卓球を知らない人でも楽しいはず」と話す。
試合は4試合のチーム戦で、3本先取したチームが勝利となる。第1試合は、上田仁選手と森薗政崇選手のダブルス。始まって4点を連続獲得し、会場を大きく沸かせた。第2セットは逆転で取得し、2セット連取で勝利した。
第2試合は、世界ランキング22位の林鐘勲(イム ジョンフン)選手のシングル。2セットを連取され、思うような試合運びができず首をかしげる姿を見せることもあったが、タイムアウト後から7点連続獲得するなど波に乗り、3セット連取し逆転勝利となった。
第3試合は、世界ランキング7位の李尚洙(イ サンス)選手のシングル。2セット連取して好調ぶりを見せた。相手の世界ランキング8位・黄鎮廷(ウォン・チュンティン)選手も粘りを見せ2ゲーム連取した。最終5セットは10対10のジュースまでもつれたが、李選手が勝利を飾った。
第4試合は、キャプテンの上田仁選手が再び登場した。Tリーグではチームが勝利すると勝ち点3、4試合全て勝利すると勝ち点4が与えられる。勝ち点4を狙い戦われたが、昨年まで世界ランキング7位だった鄭栄植(チョン・ヨンスク)に敗れた。
次回ホーム戦は、12月8日がKM東京戦、12月9日が琉球戦となる。