被災地支援に取り組む人と組織の交流セミナー「被災から避難所や在宅での暮らし支援の経験から学ぶ」が3月2日、ゆめトピア長船(瀬戸内市長船町)で行われる。主催は災害支援ネットワークおかやま。
平成30年7月豪雨災害後、岡山県では自治体やボランティア、NPO団体が連携し、迅速で適切な災害対策に応じるための官民組織「災害支援ネットワークおかやま」が2018年10月に常時組織化された。170以上の団体が加盟し、行政と民間が持つノウハウを最大限に活用することができる支援組織として全国から注目を集めている。現在は、被災者の継続的な支援とともに、今後の大規模災害に備え、情報交換や交流を図る活動などを展開している。
交流セミナーでは、「サンサポートオカヤマ」のボウズ満恵さんが「同じ岡山に暮らす子どもを持つ母親としてできることはないか」、一般社団法人「ピースボート災害ボランティアセンター」の辛嶋友香里さんが「各世代に配慮した避難所支援」、般社団法人「SGSG」の野村泰介さんが「学生たちの支援の力を引き出す」と題して事例発表し、参加者とテーマに沿って語り合う。
災害支援ネットワークおかやま代表理事の石原達也さんは「平成30年7月豪雨の被災後、岡山県内の行政、NPO法人、企業、住民組織、各種団体などが情報の共有や連携を行い、復旧・復興活動を展開してきたが、それを可能にしたのは平時からの活動や連携できる関係性があったからこそだと思う。実践者の話を通して、今後発生する可能性のある災害に備え、参加者と一緒に考え連携を強化できる機会になれば」と来場を呼び掛ける。
開催時間は14時~17時。参加無料(要予約)。