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岡山後楽園の鶴鳴館でイラストレーターshinPo maiさん個展 ライブペイントも

イラストレーターのshinPo maiさん

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 イラストレーターのshinPo maiさんの作品展「靄美(もやび)MOYABI」が8月9日、岡山後楽園内「鶴鳴(かくめい)館」で始まる。

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 8月1日に始まった岡山後楽園夜間特別開園「夏の幻想庭園」で同館を使った「BAR幻想」で開かれる。1949(昭和24)年に山口県岩国市の吉川邸を移築した武家屋敷で、カクテルなどのドリンクを提供する。

 2015(平成27)年の「朧美(おぼろび)OBOROBI」以来の個展となる。この頃から描きためた作品17点を展示する。大きな作品を描きたいと思うようになり、化粧品のように粉になったパステルをスポンジでキャンパスに色付けする方法を取り、仕上げにはこれまでも使っていた油彩色えんぴつを使っている。出来上がった作品から、いつもより少し色使いを抑えた「靄(もや)」がかかったようなイメージだったことからタイトルを付けたという。

 shinPo maiさんは、同BARで2016(平成28)年から毎年ライブペイントで作品を作ってきた。今年もオープニングイベント(8月9日)では、和装で描く予定で、「靄」をテーマに18時から約2時間以上かけるという。「パフォーマンスというより公開制作として、その日その時に感じる雰囲気を大切にしながら描く。これまでも西川緑道公園で行われる『満月BAR』でもライブペイントをしたが、声を掛けてもらって楽しく描いてきた」と話す。

 「元々、人と違うという劣等感を考え込んでしまう性格」だったと言う。「小さな頃から絵を描くことが大好きで、言葉にできない感情を絵にしていくことは、誰にも縛られない自由さがある。絵を描く行為は、親友と対話しているような安心感がある」と話す。各作品は、キャプションとして詩を添えている。「描いているうちに成熟していく感情を言葉にしていく作業も好き」とも。

 開催時間は18時~21時。岡山後楽園の入場料は400円、子ども無料。今月18日まで。

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