「晴れの国おかやま24時間100キロ歩行2020」が5月3日・4日に開催される。参加者募集が1月11日、スタートする。
同イベントは2013(平成25)年から一般募集を始め、コースは、岡山後楽園(岡山市北区後楽園)より北側の旭川河川敷を10時にスタートし、沖田神社(岡山市中区沖元)、備前中学校(備前市伊部)、特別史跡旧閑谷学校(備前市閑谷)を通過し、岡山後楽園に戻る100キロの行程。
募集人数は、個人の部=1000人、親子の部=100組、チームの部=30組(90人)。親子は備前中学校までの43キロ。チームの部は3人1組で申し込みをし、各チェックポイントを同時に通過する必要があり、1人でもリタイアするとチーム3人がリタイアとなる。チームでの完歩は、昨年36%で、どの部より低かった。いずれの部も、参加は抽選で決まる。
実行委員の安藤英洋さんは「昨年から先着ではなく抽選とした。安全性を考え人数を増やさず、質の高い大会を目指している。参加者には、申し込み時にマナーやモラルに関する質問に答えてもらう。地域の人やボランティアなど、多くの人の助けで歩けることを忘れず、マナーを守って歩ける人を募集している」と話す。
「24時間100キロ歩行を楽しむ会」の山本眞人さんは、2013(平成25)年、当時59歳で初めてチャレンジした。還暦を迎える前に、100キロを自分の足でどこまで歩くことができるのか挑戦してみたくなったという。歩行中に出会い共にゴールした3人と、2016(平成28)年に同会を結成。現在、約110人が同じ帽子を持っている。2018(平成30)年の大会では、24時間ギリギリでゴールするペースで歩き、心折れそうなチャレンジャーと共に歩く「アンカーマン」を務めた。昨年の大会では、「ペースメーカー」としてチャレンジャーとコミュニケーションを取りながら歩いた。
山本さんは「完歩できる、できない以上にチャレンジすることが重要。100キロ、24時間は想像以上に長い。山あり谷あり、暑いも寒いも、楽しい時もつらい時もある。人生そのものだとも言える。くじけることもあるが、前向きに次の一歩を踏み出せるかが大切。私自身もチャレンジしながら、サポートをする。それぞれの目標に向かってチャレンジしてほしい」と話す。
募集期間は2月5日まで。抽選当選者の発表は2月11日。参加費は1人1万円。親子の部は1人5,000円。