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岡山大・演劇部出身の2人が「一人芝居対決」 音楽・照明なしの真剣勝負

「田中project 一人芝居の旅 ~武者修行編&田辺純情編~」の舞台に立つ田辺光さん

「田中project 一人芝居の旅 ~武者修行編&田辺純情編~」の舞台に立つ田辺光さん

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 演劇「田中project一人芝居の旅~武者修行編&田辺純情編~」が1月26日、城下公会堂(岡山市北区天神町)で行われる。

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 田中優真さんが演じる「Door」と田辺光さん演じる「ご自愛ください」の2本を上演。どちらも約30分の一人芝居で、音楽や効果音、照明の演出もしない。お互いの芝居について知らされておらず、対決の形を取っている。

 昨年秋ごろ、東京都内で演劇の勉強をしている田中さんが、脚本・演出を務める中西一斗さんと出会い、計画し始めた。岡山大学演劇部の先輩・田辺さんが出演することになり、対決とすることにした。田辺さんは「勝負を決めるためのことはしないが、どちらが面白かったか、勝敗をつけに来てほしい」と話す。

 田辺さんは、岡山大学在学中に劇団「ピンクホース縁劇団」を友人3人で立ち上げる。2016(平成28)年に6カ月連続公演をするなど活動し、その後は年に数回のペースで舞台に上がっていた。今回は約1年半ぶりの舞台となる。2015(平成27)年、旧内山下小学校(岡山北区丸の内1)などを使ったイベント「ハイコーチャレンジ」で公演したことをきっかけに、運営NPO法人「ENNOVA OKAYAMA」(岡山市北区天神町)と出合い、2017(平成29)年9月から理事長を務める。

 一人芝居で舞台に立つのは2度目の田辺さんは「逃げ場の全くない一人芝居は真剣勝負。本当はすごく怖い。すごいプレッシャーの中、演者も客も集中力が高まる瞬間でもある。ひとときも目を離せない空気感、ライブ感が、一人芝居の一番の魅力」と話す。田辺さんの演目の演出をするのは、現役の岡山大学演劇部員・楊慶新さん。上海出身で広い世界観を持ち、信頼できると思い楊さんに演出を依頼したという。

 田辺さんは「これまで舞台活動を控えていた。同公演を機に、不謹慎でダサくて、エロい問題作を演じ、脚本などプロデュースもしていく予定」とも。

 開催時間は19時~20時(開場は18時30分)。入場料は前売り=1,000円、当日=1,500円(いずれもドリンク代別途600円)。

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