「第2回岡山高校生サミット」が2月16日、「ももスタ(ももたろう・スタートアップカフェ)」(岡山市北区駅前町1)で開かれる。主催は岡山高校生サークル「UNTITLED(アンタイトル)」。
同団体は、瀬戸高校3年の柳井さくらさんが代表を務める高校生だけのサークル。メンバーは、和気高校、岡山朝日高校、岡山南高校、矢掛高校など県内さまざまな高校と学年の生徒が集まり、18人で活動している。「高校生が自分たちで考えて、何か面白いことをやろう」というコンセプトで、目的を決めずそれぞれが自由に活動できる「アンタイトル(題名を付けない)」というサークルを昨年12月に立ち上げた。
第1回の同サミットでは、「高校生が、岡山でもっと青春をエンジョイするにはどうすればいい」を議題にジグソー法を使い議論を行った。議論の中で生まれた一つとして、高校生が夢を語り共有することで現実に少しでも近づけていく試み「夢シェア会」を発案。1回目は1月11日に行われた。
今回のサミットテーマは「岡山の未来について」。テーマを決めたきっかけは、高校生が県政の課題について県議会に登壇し質問する「高校生議会」を、たまたまテレビで見たことだった。柳井さんは「大人のやり方に縛られていて、自由度が低いことから高校生らしい、大人では考えられないような意見が出てこない」と残念な思いを口にする。
当日は、高校生が主催する「高校生議会」を展開。議題は「岡山県北の過疎化」「少子化」「環境」の3つ。ゆうあいセンターが運営するホームページ「おかやまシェア・ウェブ」を参考に6つの議題を選び、メンバーと話し合い投票で3つに決めた。事前に岡山県・岡山市が取り組んでいる事例、また他府県での事例を学び、当日、プレゼンテーションを行う。
柳井さんは「今ある取り組みの良いところ、改善できそうなところだけではなく、高校生だから考えられる新しい発見や取り組みが考えられるとうれしい。みんなで学び、一緒に岡山の未来を考える会にしたい。発表は大人にも公開する。岡山の未来に興味がある人、行政職員・議員の人にも来てほしい」と呼び掛ける。
開催時間は15時~19時。16時からの発表は高校生以外も参加可能。参加費は、高校生=無料、高校生以外=500円。