中村文昭さんの講演会「求めあうより与えあう~台湾から学ぶ日本精神」が2月22日、勝山文化センター(真庭市勝山)で開かれる。主催は真庭法人会。
中村さんの講演会は今回が3回目。中村さんは高校卒業後、焼き鳥店で出会った実業家に影響を受け、野菜の行商を始める。21歳で三重県伊勢市に飲食店「クロフネ」をオープン。2005(平成17)年から年間300本を超える講演会で、自らの経験を伝えるようになる。一方で北海道の農地を借り、ひきこもりやニートと呼ばれる若者と農業を行うプロジェクト「耕せにっぽん活動」など教育現場にも関わるようになったという。人間力を高める合うことを目的とした私塾「ご縁塾」も開いている。
講演では中村さんが台湾人との交流の中で学んだという、日本人として忘れてはいけない志や思いについて話す。真庭法人会の会員で「中村文昭という生き方」の著者でもある甲田智之さんは「岡山の訪日外国人観光客数で一番多い国は台湾。台湾人を観光客だととらえるのではなく、人と人との交流をしてもっと台湾人との関わりを深めていこうと感じてほしい」と話す。
「中村さんの生き方には、一本の筋が通っている。日常、忙しさにかまけて惰性で過ごしてしまっている人、何かに取り組みたいと思いながら最初の一歩が出ない人に聞いてほしい」と話す。
開場は13時30分、開演は14時。入場無料(事前申し込みが必要)。