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岡山のフレンチが地元高校とコラボ商品「ハーブソルト」-7月発売へ

開発のアドバイスも行った「ぶどうの木舎」広報担当の藪原(やぶはら)信子さん

開発のアドバイスも行った「ぶどうの木舎」広報担当の藪原(やぶはら)信子さん

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 岡山のフレンチレストラン「食工房ぶどうの木舎(岡山市北区楢津、TEL 086-284-6730)は7月、高松農業高等学校とのコラボ商品、ハーブソルト「Delicious Plus(デリシャス プラス)」を発売する。

「Delicious Plus(デリシャス プラス)」。全部で8種類

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 同店オーナーシェフの藪原(やぶはら)秀雄さんと、広報担当の信子さん夫婦は、これまでも同校三宅道治教論と、園芸科学科・園芸セラピー専攻の生徒たちとともに、校内で育てたハーブの利用面の学習のためにハーブティー商品を開発するなどし、今年で4年目となる。ハーブソルト開発は今年1月に開始、4月に講習会で試作品の発表、同月完成となった。デパートなどに置いてもらうことを想定して、商品のストーリーづくりからパッケージデザインまでを「ベーシックプロダクト」(北区南中央町)に依頼し、プロの観点から指導を受けたという。

 「ローズマリー」「タイム」「桜」「醤油麹」「生姜」「竹炭」「フェンネル」「ねぎ」の8種類で、国産ヒノキを利用したボトル台付き2本セットで1,000円、4本セット2,000円で売り出す。校内で育てたハーブを生徒たちが手作業で収穫、選別し、じっくり低温で乾燥させ天日塩と配合する。ハーブのほかには、総社市「まるみ麹本店」のしょうゆ麹や、山口県産の竹炭、北区建部の山林で採取した桜が使用されている。いずれも手間がかかるため生産量はまだ少ないという。

 信子さんは「フレーバーと塩の割合は香りを生かすよう試作を重ねた。ローズマリーは肉料理に、フェンネルは魚料理、ねぎ、生姜はおにぎりや、冷ややっこに合う。きれいなピンク色と香りで桜も人気」と話す。「今後は岡山の特産物である黄ニラを使ったり、まだ構想だが、有機玄米の干し米と、この塩をセットにした非常食を開発したい。水で戻すだけで食べられるよう加工した米と、塩のバリエーションが選べたら少しは心が和らぐのでは。最悪の状況だからこそ食べることを大切にしたい」と語る。

 同店で7月中旬ころから販売予定。営業時間は11時~14時、17時~21時(17時~要予約)。日曜定休。駐車場あり。

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