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岡山で「移住」デザイナー、作家らによるイベント「移民」-作品上映や販売など

「移民」イベントチラシ

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 3.11をきっかけに岡山に移住してきたデザイナーや作家らによるイベント「移民-IMMIGRANTS」 が、8月20日~25日に行われる。

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 写真家で同イベント代表の中川正子さんと、その友人たちが企画。会場は「キューティパイ倶楽部」(岡山市北区いずみ町2、TEL086‐255‐3939)。期間中は中川さんの写真と音楽とのコラボ作品「写真スライドショー」を上映する。内容は今回集まる作家のうち6組の、移住後の暮らしや仕事の姿を切り取ったもので、上映時間は約30分、毎時00分開始。

 中川さんは岡山へ移住後の現在も、月の半分は東京で雑誌、広告などの仕事を続け、昨年5月には写真集「新世界」の発売を記念した展覧会の巡回展を同市、北区問屋町の「Balance」で開催し、来場者は1カ月で1000人以上になったという。今作品は「新世界」以降の新作となる。

 24日・25日は「移民祭」と題し、岡山に移住した作家ら(一部を除く)による「移民マルシェ」で陶芸、金工、ガラス、服飾、プロダクトデザイン、コーヒースタンドなどの作品を販売するほか、映画「食堂かたつむり」で料理を担当したことで知られる料理とデザインのユニット「オカズデザイン」(東京)が、移住者「タルマーリー」の天然酵母パンや、「蒜山耕藝(ひるぜんこうげい)」の自然栽培野菜など岡山食材を使った料理「オカズデザインの岡山ごはん」(1日限定100食)を提供する。

 今回参加する作家のほとんどが3.11以降に岡山へ移住し活動する。「たくさんの豊かな才能を持つ彼らが続々と移り住んできていることを、地元の人たちに知ってもらおう」というのが趣旨だという。同イベントは中川さんが移住して間もないころ、ガラス作家の石川昌浩さんと出会ったのをきっかけに「岡山に移住している仲間たちと何かできないだろうか」と、昨夏ころからプランを温めてきたという。

 石川さんは「さまざまな理由で岡山に移住されてきた『モノつくりをする人たち』が集まることで、それをきっかけにさまざまな『縁』がつながることが10数年前に岡山に移住した自分の使命と思っている」と語る。中川さんは「全国的に活躍する一流の作家たちが一堂に会する機会はなかなかない。作家本人が作品を販売する。岡山にこんな方々が移り住んでいるのだ、ということを直接会いにきて確かめてください。見逃すと後悔しちゃいます、きっと」と笑顔で話す。

 開催時間は11時~17時。入場無料。

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