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岡山・吉備中央町の国道を自転車でごみ拾い 「継続してきれいな道を」

「道路清掃ライド」を主催する地域おこし協力隊の小城洋介さん

「道路清掃ライド」を主催する地域おこし協力隊の小城洋介さん

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 吉備中央町の国道429号線を自転車でごみ拾いをする「道路清掃ライド」が5月30日、開催された。

道の駅「かもがわ円城」「かよう」の2カ所でレンタルできる、電動アシスト付きクロスバイク

 主催は、2016(平成28)年に京都から移住し、同町の地域おこし協力隊となった小城洋介さん。大学3年生の時、約8カ月をかけてママチャリ(買い物用自転車)で日本一周をした経験がある。道中で出会った人から吉備中央町を紹介され、自転車を使った地域活性化をするため移住した。

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 当日は、町外参加者も含めて5人で活動した。道の駅「かもがわ円城」(上田西)から、南へ宇甘川までの4.5キロ、北へ小森温泉(小森)までの3.5キロ区間を国道429号線の両脇に落ちたごみを回収。道路脇には民家はほとんどなく、数年前に捨てられたごみもあったという。缶やペットボトルなど45リットルごみ袋4袋分のごみを回収した。

 小城さんは今年3月に「サイクリング・ルート・ガイドマップ」を作製。町内、1周約60キロある道の高低差やスピード注意エリアなどが記載されている。ツーリング中に立ち寄れる観光スポット、寺社仏閣、温泉などのほか、今年オープンした飲食店「安藤酒店」(湯山)、宿泊施設と喫茶店「小森のツキノシタ」(小森)も掲載。昨年9月に予定していたファンライドイベント「ツール・ド・吉備中央町」が台風で中止になったこともあり、今年の桜シーズンにツーリングを楽しんでもらうための準備をしていた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で今年の春も来町者は少なく、自らが桜の名所などを訪れるサイクリング動画をユーチューブに投稿していたという。現在、道の駅「かもがわ円城」「かよう」の2カ所では、電動アシスト付きクロスバイクを貸し出している。

 サイクリングツアーなどの企画もする小城さんは「町外の人に自転車を使って、楽しんでもらえるように試行錯誤している。町内の人にも喜んでもらえることをしたいと考え始めた。自然がとても気持ち良い町なのにごみが落ちていて残念だと思い、5月30日(ゴミゼロの日)にすることにした」と話す。「ごみ拾いツアーは月1回のペースで開催し、きれいな道を走れるようにする」とも。

 「夏はブルーベリー狩りができ、秋は紅葉が山々に広がる。10月は950年の歴史がある加茂大祭が開催され、ツーリングと共に楽しめることがある。高低差があり中上級者向けかもしれないが、信号機がほとんどないので自分のペースで楽しめる」と魅力を話す。