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岡山・瀬戸内海に一棟貸しの宿「せ・とーち」 ファミリー貸し切りプランも

「せ・とーち」を運営する合同会社離島倶楽部の共同代表、藤井裕也さん

「せ・とーち」を運営する合同会社離島倶楽部の共同代表、藤井裕也さん

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 岡山・笠岡市の離島、高島に一棟貸しの宿「せ・とーち」がオープンして2カ月が過ぎた。

 高島は笠岡諸島で1番北に位置し、周囲5.9キロ、人口75人(今年6月現在)の島。笠岡港からフェリーで約25分の場所にある。同施設は、高島港から徒歩で約10分の瀬戸内海を眺望する高台にある。6~10畳の個室が6つ、ダイニングホール、シェアキッチン、展望貸し切り風呂、バーベキュースペースを備える。

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 元地域おこし協力隊で、現在は地域おこし協力隊サポートデスク専門相談員を務める藤井裕也さんらによる「離島倶楽部」(同)が、「和風ペンション正栄」として営業していた宿の運営を引き継いだ。昨年夏ごろから準備を始め、今年4月6日に「せ・とーち」としてオープンしたが、新型コロナウイルス感染拡大予防のため同15日には営業を自粛。貸し切りプランだけの営業を5月29日に再開した。

 代表の藤井さんは、地域おこし協力隊制度の仕組みづくりのため、国境に接する島「国境離島」へ行くこともあり、離島の魅力と課題を目の当たりにするという。「島には、それぞれの景観や文化が残るが、宿泊施設は減っている。このままだと島民以外の人が島に触れる機会がなくなり、島の持続性にも関わる。まずは地元岡山で動けないかと考えていた」ときっかけを話す。

 当初は複数グループの同時利用を想定していたが、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、現在はファミリー貸し切りプランを割引価格で提供している。島の食材を取り寄せ、シェアキッチンで調理できる体験メニューも準備中。藤井さんは「高島には漁師が多く、島で取れた魚やカニを調理して食べたり、島を探検したり、子どもたちにとってかけがえのない体験になるはず」と話す。

 「岡山弁で瀬戸内と言うと『せ・とーち』に聞こえることから名付けた。明かりを表す『とーち』を含むことから、遊びに来た人にも、島にも未来へつながる光となれば」とも。

 貸し切り基本料金は、日曜~木曜=1泊5万円、金曜・土曜、祝前日(ほかゴールデンウイーク、夏休みなど)=7万円。別途人数割り料金として1人1泊大人=1,000円、小学生=500円。ファミリー貸し切りプラン(40%引き)や連泊割りも用意する。