鉄道ギャラリー&スペース「総社クロスポイント」(総社市駅前)が7月23日、JR総社駅前のビルにオープンした。
鉄道ギャラリー&スペース「総社クロスポイント」の三重連の蒸気機関車写真
同ギャラリーは、まちづくり合同会社「縁社屋」(駅前1)が運営する。鉄道のジオラマや記念切符、鉄道プレート、鉄道雑誌のバックナンバーなど約2000点が展示されている。
展示品の多くは、同社のメンバーでもあり骨董(こっとう)品店「SHELTER(シェルター)」を営む安達勝利さんが、鉄道関連のコレクター・藤山侃司さんの親族らから寄贈されたもの。藤山さんは、JR伯備線を走る三重連の蒸気機関車を撮影し、全国の鉄道ファンに伝えた人として知られている。
同ギャラリーを開設するため、今年5月末から約1カ月間クラウドファンデングを実施。開始から4日で目標の50万円を到達し、最終日までに111万円を集めた。全国85人から寄付があったという。
オープン初日は、180人が来場。親子連れや70代・80代の旧国鉄社員も訪れた。オープンしてから、150点以上の鉄道模型や、蒸気機関車D51(デゴイチ)のある石原公園(総社市中央1)の自主制作ジオラマを寄贈した人もいた。安達さんは「蒸気機関車の写真の前で、当時の思い出を懐かしそうに話してくれる人など、多くの人に来場いただいた。ここがまちづくりの起爆剤となるとうれしい」と話す。
営業時間11時~17時。火曜・水曜・木曜定休。