eスポーツ大会「デポルターレ」が2月23日、ショッピングモール「イコットニコット」(岡山市北区駅前町)のコワーキングスペース「ワンダーウォール」で開かれる。
「デポルターレ」は、カキ漁師でゲーマーの小笠原修さんと山田浩徳さんが発起人として発足した。同団体の初大会で、サッカーゲーム「FIFA21」をプレイステーション4で対戦する。2020年10月に世界同時発売された同ゲームは、日本のJリーグチームや海外リーグのサッカーチームから自分のチームを選ぶことができる。
出場者は先着32人で、トーナメントで戦う。試合の様子はユーチューブで同時配信をするほか、小笠原さんと山田さんが実況解説を行う。優勝者には、賞金3万円と小笠原水産(浅口市寄島)のカキ3キロ、谷本牧場(笠岡市)の牛肉500グラムを用意している。準優勝・3位にもカキと牛肉のセットが贈られる。
高校生の中で最高位だった選手は、「conote(コノテ)」(津山市)が提供するオンライン家庭教師サービス「PENTUS(ペンタス)」でAO入試対策を1カ月受けることができる。
全ての出場選手には、ゲームのイラスト制作などを手掛ける「ミリアッシュ」(東京都府中市)から原作・松山洋さん、画・松島幸太朗さんがゲーム業界を舞台に描いた漫画「チェイサーゲーム」を進呈する。
出場者の中から3人に抽選で、「藤田酒店」(岡山市北区平和町)がオリジナルラベルを製作するサービス「スナップワイン」を使った同大会オリジナルラベルの付いたノンアルコールのスパークリングワインを提供する。
同大会のイメージイラストをイラストレーターの「jbstyle.(ジェイビースタイル)」さんが、「タコと海賊」のテーマで描いた。jbstyle.さんは、ゲーム「鉄拳」のイラストを担当するほか、2018(平成30)年に作品集「SPEED STAR」を出版している。
山田さんは「eスポーツは遊びではない。走るのが速い子や勉強ができる子がいるように、ゲームが上手な子にもスポットライトが当たり、どんなことでも好きなことを一生懸命に取り組む子を応援する世界にしたい」と話す。
小笠原さんは「eスポーツの思いのある人が集まり、プロeスポーツリーグを瀬戸内で展開したい。ユーチューバーが職業になったように、プロゲーマーも子どもが憧れる職業になるように、選手を増やしていきたい」と意気込む。
12時開場、13時開演。参加費は500円(小中高校生は無料)。