高校生・大学生向けトークイベント「骨折社長~骨折したら社長になった!?」が7月11日、イコットニコット内「ももたろう・スタートアップカフェ」(岡山市北区駅前町1)で開催される。
高校生・大学生向け起業家育成コミュニティープログラム「Garage(ガレージ)」のリリース記念セミナーとしておかやま・スタートアップ支援拠点運営委員会が主催する。
ガレージは、起業したい、世の中の課題解決をしたい、何かやってみたいと意欲のある高校生・大学生15人を募集し、起業家の講演や2日間のアイデアソンを予定している。そのほかメンバーは、同施設のコワーキングスペースを期間中は無料で使用できる。運営は、「conote inc.」の社長・山田邦明さん、藤田酒店の店主・藤田圭一郎さん、フリーランスでコミュニティーマネジャーの片岡玲実奈さんが行う。
今回のイベントは、ガレージの運営者でもある藤田さんが起業のきっかけなどを話す。藤田さんは、業務酒販店の「藤田酒店」、新型コロナウイルスの感染拡大したことで始めたフードデリバリー業「Fujita Eats」、地方学生の長期インターンのプラットフォーム「COMPUS(コンパス)」など多様な事業を展開する。
当日、ファシリテーターを務める片岡さんは「すごい起業家の人も、最初からすごかったわけではない。ガレージでは、起業家や何かをしたいと集まった高校生・大学生と出会えるコミュニティー。知らない世界に踏み出すのは怖いけど、勇気を出して飛び込んでほしい」と話す。
片岡さんは、大学卒業後に企業に就職せず、笠岡市の白石島へ地域おこし協力隊として赴任する。同時にフリーランスとして多様な働き方を実践している。大学2年生の時、文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」を利用してラオスへ行った。それまでは自分に自信が持てず、何も価値提供ができない、何もできないといつも下を向いていたという。留学に思い切って参加したことで、多くの出会いがあり、頼らせてくれる環境があった。「私のやりたいことを、やっていいのだと背中を押してくれた。私の第一歩と同じように『ガレージ』に参加して、これまでとは違う世界に触れてみてほしい。一緒にわくわくしよう」と呼び掛ける。
開催時間は18時~20時。ガレージの応募は7月20日まで。