高級食パンの店「侍が恋するパン屋」(矢掛町)が3月6日、オープンした。
店主の宮崎雄介さんは、矢掛宿場町に「宿場町・矢掛侍イタリアン」を2019年にオープン。コロナ禍で観光客の数が減ったことをきっかけに、同エリアに少ないパン店を出店しようと考えたという。
北海道産の小麦粉・牛乳・バター・生クリームを使い、小麦粉に熱湯を加えてこねる湯種製法で作る「高級生食パン」(980円)を数量限定販売する。蜂蜜や卵、着色料・保存料・香料は使っていない。そのほかに北海道産の赤肉メロンの果汁・卵・小麦・てん菜糖を使った「赤肉メロンパン」(330円)も用意する。今後は、フルーツサンドの販売も予定している。
宮崎さんは「妻の故郷である矢掛町に住むようになって、地域の人が喜んでくれ、歩きたくなる通りにしたいと強く考えるようになった。気軽に足を運んでもらえるとうれしい。メロンパンを頬張りながら古い町並みを歩く姿が見られることを期待している」と話す。
店名は、宿場町のイメージを伝える「侍」と宮崎さんの後ろ髪を束ねたヘアスタイルから付けたという。スタッフは作務衣を身に着け、紙袋は白と黒の2色として街並みと雰囲気を合わせたという。
営業時間は10時~18時。