テレワークやウェブ会議用貸部屋施設「STATION BOOTH」が3月29日、JR岡山駅構内にオープンした。
JR東日本が2019年8月から行っている「STATION WORKS」事業の一環。一人用個室の「STATION BOOTH」をJR西日本エリアに展開しようと設置した。同日、JR大阪駅ノースゲートビルディング、JR金沢駅、JR富山駅にも設置した。同事業は約20万人が会員登録し、全国で200以上のブースを展開している。
同ブースを設置したJR岡山駅の新幹線待合室内には、電源を備えるカウンター席8席、軽食コーナーがあり、一帯は無線LANを使うこともできる。
同ブースは1.2メートル角の箱型で、一人用デスクと椅子、電源、USB、専用ワイファイ、モニター、LEDリングライトを備える。会員だけでなく、交通系ICカード払いで15分から利用することもできる。
西日本旅客鉄道ビジネスデザイン部スタッフは「一定の遮音性があり、リングライトを利用すれば、ウェブ会議や就職面接などでの利便性を感じてもらえるはず」と話す。
「JR岡山駅は東海道・山陽新幹線のぞみの停車駅で、今後の利用者を増やすためのトライアルとして選んだ。今後は、主要駅に設置箇所の拡大を図りたい」とも。現在は、新幹線の乗車券や入場券がなければ利用できない場所にあるが、利用頻度が上がれば、新幹線のホームや改札外の設置も検討しているという。
営業時間は7時~21時30分。利用料金は15分=275円。