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岡山の「名もなきすてきな風景」を解説するトークイベント 非公開写真も

「集まれ!おかやま 名もなき素敵な景色たち」の著者・一幡公平さん

「集まれ!おかやま 名もなき素敵な景色たち」の著者・一幡公平さん

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 トークイベント「集まれ!おかやま 名もなき素敵(すてき)な景色たち」が7月22日、杜の街グレース内のリビングカルチャー倶楽部(岡山市北区下石井2)で開かれる。

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 講師は、カメラマンの一幡公平さん。2022年に2冊刊行したイベントと同名の著書には、公園にあるユニークな遊具や個人宅にある天文台、鉄道から見える古い看板などを収録している。一幡さんは2011(平成23)年にラジオ塔を発見して以来、廃虚を訪れては写真を撮るなど、「観光名所ではないがすてきな風景」を数多く撮影してきた。著書「岡山懐古紀行」など共著を含めると20作品を超える。

 当日は、建物などにあるコンクリートの出っ張り、曲がった電柱、「燃えろ岡山県民運動」の跡など、同著に収められたテーマに沿って解説する。本には掲載できなかった写真やこぼれ話も準備しているという。

 一幡さんは「撮影しても、出版までに解体されてなくなってしまったものは、読者をがっかりさせてしまうことを避けるため、書籍には掲載していない。当日は、このような、掲載されなかった写真や、掲載したけど現在は解体されてなくなったものの写真なども紹介する」と話す。

 参加者には、「岡山懐古紀行」で紹介した「中村屋」(美作市林野)が製造する「労研饅頭(ろうけんまんとう=通称「ローマン」)」を提供する。ローマンは、倉敷の実業家で倉敷紡績(現クラボウ)の2代目社長、大原美術館を開館した大原孫三郎が開設した労働現場の安全や環境について研究する大原記念労働科学研究所が開発した。直径10センチほどの蒸しまんじゅうで、中に餡(あん)は入っておらず塩ゆでした黒豆が練り込まれている。

 一幡さんは「街をよく観察してみると、面白いものがたくさんある。散歩好きや、街の変化に気付く人は、面白いものを探す視点を持っているかも。発見して楽しい、形が面白い、子ども心を持って今後も追求していきたい」とも。

 開催時間は13時30分~15時。受講料は1,430円。

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