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瀬戸内海の大槌島を味わう おにぎり島について漁師などが講演

明神鼻の小屋実行委員会の梶谷浩子委員長

明神鼻の小屋実行委員会の梶谷浩子委員長

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 大槌島を味わい尽くすイベント「おにぎり島サミット」が8月19日、玉野市立日比市民センター(玉野市日比3)で開かれる。主催は明神鼻の小屋実行委員会。

大槌島1

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 大槌島は、標高約170メートル、周囲約1670メートルの無人島。北側は玉野市、南側は高松市亀水町。約2.5キロ南には小槌島もあり、島の間は「槌の戸」と呼ばれ、潮の流れが速い難所だという。

 同実行委員会は、2003(平成15)年からスタートした「玉野みなと芸術フェスタ」の実行委員会が母体。これまで、大槌島についての講演会を開催したほか、大槌島を愛(め)でながら行うお茶会や、大槌島を模したかき氷作りなども行ってきた。

 今回は、これまで講演した講師などを招きパネルディスカッションを行う。地質に詳しく、「なぜ大槌島は三角なのか」など総社市まちかど郷土館(総社市総社2)の浅野智英さんが、6月に行った現地調査を踏まえて話す。

 そのほか、江戸時代で県境を決めた経緯など歴史に詳しいひびきなだ文化研究会の林良三さん、大槌島の周辺で、サワラ、マナガツオなどを流し刺し網を使って漁をする漁師の山口清士さんが登壇する。モデレーターは同委員会委員長の梶谷浩子さんが務める。

 午後からは、大槌島が「おにぎり島」と呼ばれることから、おにぎり作りのワークショップを行う。参加者には1合のご飯を提供し、持参した材料を使っておにぎりを作る。卵焼き、ウインナー、夏野菜、麦茶を提供し、プレートとして完成させる。

 梶谷さんは、2014(平成26)年の岡山県主催の「まちアートマネジメント講座」を受講したことをきっかけに同委員会に参加。「大槌島は、春には山桜が咲く。竜宮城の伝説や、海賊の財宝が眠っているという伝説など数多くある。夏休みの自由研究のように楽しんでほしい」と話す。

 開催時間は10時~14時。おにぎり作りワークショップの参加費は200円。

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