白バラ牛乳ソフトクリームのテイクアウト専門店「cafe501 OKAYAMA」(岡山市北区津高)が11月1日、山陽乳販にオープンした。
白バラ牛乳ソフトクリームのテイクアウト専門店「cafe501 OKAYAMA」の外観
同店は、大山乳業農業協同組合(鳥取県琴浦町)が生産する「白バラ牛乳」のほか、雪印メグミルクの牛乳配達を行う山陽乳販が、配達ステーションを一部改装して開いた。同社は、社長の古米(こまい)司郎さんの父が1972(昭和47)年、パンや菓子、牛乳などを販売する商店として創業。1974(昭和49)年には山陽乳販を立ち上げ、来年で50周年を迎える。
ソフトクリームが大好きで季節を問わず食べ歩くという司郎さんと、お菓子作りが得意な長女の優子さんが1年ほど前から準備を進めてきた。司郎さんは「宅配はこちらから伺うことが多いが、創業時の商店のように、来てもらえる商売をやってみたかった。牛乳もソフトクリームも大好きなので、おいしいと言って食べてもらえるのがうれしい」と話す。
ソフトクリーム(400円)は黒いコーンとカップの2種。コーンは、「甘さのバランスにこだわり、炭入りの黒いコーンを採用した」という。カップには、大山乳業農協の牛のキャラクター「COWY(カウィー)」が描かれた煎餅添えて販売する。
このほか、ソフトクリームをワッフルで包みトッピングを加えた「白バラソフトワッフル」(800円)。バナナチョコ、キャラメルナッツ、抹茶白玉などを用意し、ハーフサイズ(550円)も販売する。「白バラパフェ」は、バナナチョコ(650円)、キャラメル、プリン、抹茶、チョコ、ストロベリー(以上600円)、コーヒー、黒蜜きなこ白玉(700円)など、いずれもカウィー煎餅付きで用意。
白バラ牛乳を使ったドリンクメニューは、「白バラソフトシェイク」のエスプレッソ、アールグレイミルクティー、ブルーベリー、マンゴー(以上600円)、コーヒーゼリー入りのエスプレッソ、プリン入りのキャラメル(以上650円)などと、「白バラフロート」のアールグレイミルクティー、ミルク(以上550円)を用意している。
司郎さんは「大山乳業では1カ月に1度、獣医師による全頭検査を行っている。より健康な牛の牛乳なので、牛乳好きや味に敏感な子どもにはえぐみが少なく、まろやかな味がすると言ってもらえる。乳脂肪分は3.6%以上なので、ソフトクリームは味が濃く、後味さっぱりと仕上がる」と話す。
優子さんは「近所の人、遠方から来てくれる人など、平日は70~100人、日曜は約200人の来店がある。多くの味を展開し、子どもの選ぶ楽しみが増やしたい。冬は牛乳を使ったスープ、夏は期間限定のかき氷なども予定している」と話す。
店名の「501」は名字の「こまい」から。オープン時は日曜を定休日としていたが、間違って来る人がたくさんいたため、月曜定休に変更した。赤いタペストリーが目印。
営業時間は10時~17時(日曜は12時~)。月曜定休。