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岡山・旭川河川敷で「ワールドキッチン」 世界の料理通じて多文化交流を

実行委員長の岡田栞那さん、広報担当の松島可歩さんら

実行委員長の岡田栞那さん、広報担当の松島可歩さんら

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 「THE WORLD KITCHEN 2023 in Autumn」が11月18日・19日、旭川河川敷広場(岡山市北区京橋)で開かれた。

ウクライナ料理のブース

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 同イベントは、約半数が留学生で構成する学科・岡山大学GDP(グローバル・ディスカバリー・プログラム)が中心となって開く多文化交流フードイベント。今年から春と秋に開催することになり、今回が3回目。会場を石山公園(石関町)から旭川河川敷広場に移した。旭川河川敷広場で、備前岡山京橋朝市以外のイベントが開かれるのは初めて。

 当日は、「Saborosa(サボロザ)」のブラジル料理・パンコンリングイッサ、「モータウンタコス」のメキシコ料理・タコス、「かんたんキッチン」のシンガポール料理・ラクサ、「BARIDI」のケニア料理・マハムリ、「Roni Roni 6262」のアルゼンチン料理・アサード、「ビシバンカ」のウクライナ料理・ボルシチ、「ネパール家庭料理ダルバート」のネパール料理・ダルバートなど2日間で21カ国25店が出店した。

 ステージには、変面師の曹豹さん、韓国K POPダンスのSUP3R!、岡山アイルランド音楽愛好会、岡山大学競技ダンス部、岡山大学少林寺拳法部が登壇したほか、NPO法人ユーラシアがウクライナの音楽などを演奏した。

 このほか、ミズベホリデイのこたつを載せた水上席やボート、天満屋ECYC(エシク)の三輪自転車タクシーの乗船・乗車体験なども行った。

 実行委員長の岡田栞那さんは「料理を食べるだけでは多文化交流になりづらいと考え、各店に各国のパネルを掲示し、パネルを見れば答えられるクイズを準備した。春からメンバーが10人増え20人になったことから、絵本の読み聞かせやミサンガ作りのブースを作るなどメンバーの得意なことを生かした」と話す。

 広報担当の松島可歩さんは「参加者の外国人割合はおそらく40%。交流の場としてもらいたいが、イベントで出会えただけでは、どうしても希薄になってしまう。そこで2カ月に1度、『ミニワールドキッチン』を開催することにした。定員10人で、各国の料理を一緒に作るワークショップを行い、より異文化に深く触れる機会としたい」と話す。

 ミニワールドキッチンは12月10日、国際交流センター(岡山市北区奉還町2)で開催。ウクライナ料理のボルシチとグレチャニキを作る。参加費は800円。

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