「晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行」が5月3日・4日、開催される。現在、参加者を募集している。
3日に岡山後楽園付近をスタートし、沖田神社(中区沖元)、備前中学校(備前市伊部)、特別史跡旧閑谷学校(備前市閑谷)を経由して岡山後楽園に戻る100キロの道のりを24時間以内に歩くイベント。
募集は、1人でエントリーできる「個人の部」=850人、親子で43キロを歩く「親子の部」=50組、友人や会社の仲間と3人1組で挑戦する「チームの部」=20組。今年から個人の部に2人1組のペアで応募できるようになった。
約半数がリピート参加者であることから、前回大会から格付け認定制度を導入。3回以上の出場経験と100キロ完歩経験のある人に「アイアンチャレンジャー」、5回以上100キロを完歩し、他の参加者をサポートしながら完歩できる人に「ブロンズチャレンジャー」を認定する。認定者には、畳縁で使った特製ワッペンを進呈する。
同イベントで出会った人たちで作る「24時間100キロ歩行を楽しむ会」も2016(平成28)年、結成された。代表の山本眞人さんは2013(平成25)年に初めて100キロ歩行に挑戦。この時で出会った3人と同会を結成。2018(平成30)年は24時間でゴールするアンカーマンを務め、心折れそうなチャレンジャーたちと共に歩いた。
「24時間100キロ歩行を楽しむ会」では月1~2回、練習会を開催。20キロ、30キロ、夜間歩行など個人では練習しづらい内容を提供する。同イベント主催者と共催で昨年12月17日には岡山城で募集カウントダウンパーティーも行った。
山本さんは「練習会は、100人近い人が参加。チャレンジする人が増えている一方で、まだまだ知られていないとも感じる。24時間、100キロの旅には人それぞれのドラマがある。大会の知名度を上げ、岡山県のスポーツイベントの代表格と言われるようにしたい」と話す。
実行委員の安藤英洋さんは「昨年の大会は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行した直後だったこともあり、参加者の満足度が高く、これまでにない感想が集まった。親子の部で歩いた子どもが、大人になって100キロに挑戦し、さらに自分の子どもと一緒に歩く。そんな世代を超えて参加できる岡山の文化となるように、毎大会を大切に運営していく」と話す。
参加費は1人1万3,000円。親子の部は1人6,500円。募集は1月9日まで。