
「晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行」が5月3日・4日に開催される。現在、参加者を募集している。
「晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行」実行員会の三宅直子さん
コロナ禍で2020年・2021年大会は中止となったが、昨年、再開した。コースは、岡山後楽園(岡山市北区後楽園)近くの旭川河川敷を10時にスタートし、沖田神社(中区沖元)、備前中学校(備前市伊部)、特別史跡旧閑谷学校(備前市閑谷)を通過し、岡山後楽園に戻る100キロの行程。
募集人数は、個人の部=750人、親子の部=30組、チームの部=20組。親子の部は小学5年生から中学3年生までが対象で43キロを歩く。チームの部は3人1組で参加し、各チェックポイントを同時に通過する必要がある。
チャレンジャーは「何度も歩く人が多い」傾向があり、完歩率は約70%で、完歩できた人もできなかった人も再度チャレンジしているという。現在までの集計によれば、県外からのチャレンジャーも約40%を占める。何度もチャレンジしている人を中心に2016(平成28)年に結成された「24時間100キロ歩行を楽しむ会」では、最後尾を務めるアンカーの役割を果たすなど大会運営する実行委員会とは関係なく自主的な活動も生まれている。
実行員会の安藤英洋さんんによれば、「日本一、サポーターが熱い大会」を目指し、サポーターのリピート率も50%を超えるという。公式にエイドステーションは設けず、ボランティアで飲み物や食事を提供している。「自分にはできないチャレンジする人を見て、応援する喜びを感じることもできる」という。
昨年16年ぶりに歩いた安藤さんは「40歳の年に歩いた。人生の節目を感じ、チャレンジすることを忘れないために挑んだ。準備と計画と強い気持ちで一歩ずつ前に進めば、必ずゴールにたどり着くという実感があった。完歩できなかった人の方が学びは多い。失敗には理由があり、自分と向き合うきっかけとなる」と話す。
実行委員の三宅直子さんは「1人で歩いていても、多くの人に支えられていることに気付く。年齢を重ねるとチャレンジする経験が減る。歩けば、24時間ドラマの主人公になれる。人生にチャレンジすることの大切さを感じれられる大会としたい」と意気込む。
「24時間100キロ歩行を楽しむ会」やエイコースポーツ(北区大供1)では、約20キロの練習を月1回のペースで当選者を対象に開催する予定。
参加費は1人1万3,000円。親子の部は1人6,500円。募集は1月10日まで。当選者の発表は今月17日。