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岡山ドームで「ワールドフェスタ」 フットサル大会と飲食ブース出店も

「おかやまWORLD FESTA(ワールドフェスタ)」のスタッフたち

「おかやまWORLD FESTA(ワールドフェスタ)」のスタッフたち

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 「おかやまWORLD FESTA(ワールドフェスタ)」が1月20日、岡山ドーム(岡山市北区北長瀬表町1)で開かれる。主催は橋本財団(幸町)。運営は、ファジアーノ岡山スポーツクラブ(厚生町3)と「The World Kitchen実行委員会」。

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同イベントは2022年12月、岡山に住む技能実習生や特定技能などの外国人と日本人が、企業や団体でフットサルを行い、普段とは違うコミュニケーションで相互理解を深めるイベントとしてスタート。今回で3回目。

 フットサル大会は、企業や留学生、外国人コミュニティーの17団体から20チームが出場する。チーム内でのフットサル経験者4人以上のリーグと経験者3人以下リーグで、10チームずつ2リーグに分け、各リーグ5チームずつの総当たり戦の後、順位ごとに決勝ラウンドを行う。1試合は5分で、1位~3位を決める決勝ラウンドは7分。

 今回から、一般も参加しやすいようにと初めて飲食ブースを展開。文化交流フードイベント「The World Kitchen(ワールドキッチン)」を運営する岡山大学GDP(グローバル・ディスカバリー・プログラム)の学生から成る実行委員会が飲食店ブースを運営する。

 飲食ブースは、シンガポール料理「かんたんキッチン」、ウクライナ料理「ヴィシヴァンカ」、「アリババトルコ料理レストラン」、ブラジル料理「Saborosa(サボロザ)」、「台湾飯」、タイ料理「のんき飯店 ドチェチェ」、「village chaya(ビレッジ茶屋)」、メキシコ料理「モータウンタコス」が出店するほか、餅付きを体験してもらう企画も予定する。

 ワークショップでは、羽子板、けん玉、獅子舞などの日本の文化に触れられるものを用意。このほかに韓国の伝統遊びでリフティングのような「チェギチャギ」、ベトナムの伝統遊びで高い位置にある輪に玉を投げ入れる「ネムコン」の体験ブースを用意する。

 ワールドキッチン実行委員会の岸前莉愛来さんは「昨年11月のワールドキッチンでは1500人ほどが来場した。3~4割が外国人だが、学生やその友人が多く、技能実習生など働いている外国人との接点は少なかった。多くの外国人と日本人が交流できる新たな場になれば」と期待を込める。

 橋本財団の橋本夕紀子さんは「外国人が日本で暮らす、働くことの課題はあれど、日々のコミュニケーションから解決策を見出していきたい。フットサルという一つのゲームを楽しむことや、違う国の食事や言葉、遊びに触れることで、教えたり教わったりの関係性が互いの理解を深めていく。GDPと連携ができたことは、岡山で外国人も日本人も暮らしやすくなる一歩となるはず」と話す。

 開催時間は、フットサル大会=12時~16時、飲食ブース=11時~16時。入場無料。

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