「岡山トランポリンFreeStyle(フリースタイル)」(岡山市北区栢谷)がオープンして、1月30日で4カ月がたつ。
店主の石坂啓悟さんは、父とベッドなどの寝具類の卸売を行っていた。新業態への移行を模索していた石坂さんは、20歳の時に始めたトランポリンをテーマに、在庫を保管していた倉庫を改装してオープンした。
トランポリンとの出合いは、ゴルフ場でキャディのアルバイトをしていた時。ゴルファーを目指す先輩から体幹を鍛えられるトランポリンを教えてもらう。スノーボードが趣味だった石坂さんは、宙返りなどの難易度の高い技を身につけるために、トランポリンを使うようになったという。
店内には、幅5メートル・奥行き3メートルの、オリンピックなどの国際大会でも使われるトランポリン「ユーロトランポリン・アルティメイト」のほか、幅4メートル・奥行き3メートルのトランポリン、ジュニア台の合計7台を設置。約3メートルの壁が6面あり、トランポリンで飛び上がった力を利用して壁を駆け上がる「ウォールトランポリン」もできるほか、宙返り・ひねりなどの練習補助器具「ロージェ装置」も用意する。
「フリータイム」として、いつでも利用できるほか、水曜・金曜には「スクール」も開講。フリータイムは1回105分で1,500円。家族割も用意している。スクールでは、石坂さんと岡山県体操協会トランポリン委員会の井村美鈴会長が講師として、トランポリンの検定試験「バッジテスト」の指導を行う。スクールは60分の指導と45分のフリータイムを設ける。
同店は、岡山市が進める施策「運動習慣定着化に向けた取り組み』に賛同し、子どもたちの運動不足を解消することも目的の一つに据える。オープンから400人以上が利用し、中には家庭や学校で居場所がない子どもが訪れることがあるという。
石坂さんは「私のようにスポーツの技能向上のために体幹を鍛えることもできる。現在は4歳から小学5年生までが入会。子どもの競技人口を増やして全国大会に出られる選手を生み出したい。競技としてだけでなく、ストレス発散やレジャーなど、多くの人に利用してもらえれば」と話す。
営業時間は、(フリータイム)月曜・木曜=10時~19時45分、水曜=10時~17時45分、金曜=10時~17時45分、20時~21時、土曜=10時~21時、日曜・祝日=10時~17時45分。(スクール)水曜・金曜=18時~19時45分。火曜定休。