創作中華とワインの店「兎(うさぎ)USAGI OKAYAMA」(岡山市北区田町2)がオープンして、3月28日で3カ月がたつ。
創作中華とワインの店「兎(うさぎ)USAGI OKAYAMA」のカウンター席と料理・ワイン
店主の吉野倫基さんは、江戸時代から続いてきた水産会社「吉野商店」(南区洲崎2)を、父の突然の死をきっかけに引き継ぐことになった。東京で別会社を経営している吉野さんは、水産業は断念し、地元・岡山で飲食店を開くことにした。中華料理とワインの店を昨年2月ごろから構想していた吉野さんは、東京23区内の中華料理店など約200店に足を運び、自宅で夜な夜なレシピ開発に取り組んだという。10月には香港へ行き、2軒のレストランで見学・研修した。
店内は、調理している姿をどの席からも見られるUの字型のカウンター席。メニューの多くは小皿で提供する料理で、「香港スイスチキンウイング」(2本、650円)や「レタスのセイロ蒸し・中華ニンニクしょうゆがけ」(420円)、「ウフマヨポテトサラダ」「がらえびスパイス揚げ」(以上480円)、湖南省の料理「ハチノスレモングラス煮込み」、「スペアリブトウチ蒸し」(以上750円)、「干豆腐(かんどうふ)のオイルあえ・いりこフェンネルとびっこ」(550円)、「黒酢酢豚」(850円)など。
吉野さんは「ライブ感のあるラウンドカウンターを採用した。和食・居酒屋で経験のあるシェフなど、10年以上の付き合いのある仲間と立ち上げた。たくさん食べて、たくさん飲んで、面白いと思うものをアレンジして提供する。小皿料理でワインを飲み、ついつい隣の客と仲良くなってしまうような空間にしている。当店でしか味わえない料理とナチュラルワインを楽しんでほしい」と話す。
店名の「兎」は、吉野さんの干支(えと)が兎であったことから名付けた。店名に合わせて、昨年が卯年だったことから、年内12月28日にオープンしたという。
ドリンクは、ワイン(グラス=900円~、ボトル5,000円~)、瓶ビール(660円)、マーガオ焼酎、カルダモン焼酎(以上700円)、紹興酒(600円)、ウーロン茶、コーラ(以上500円)。
営業時間は17時~23時。木曜定休。