岡山市奉還町にあるゲストハウス「KAMP(キャンプ)」(岡山市北区奉還町3)で4月24日、滝本晃司さんのスライドトークショー「公園にはすべり台を見にきた」が開催される。
同イベントは、2003年に解散したバンド「たま」の滝本さんと主催の内海慶一さんが、公園にある滑り台など遊具のスライドを見ながら行うトークショー。滝本さんは1990年代に雑誌で滑り台についてのコーナーを持っていたため、ファンの間では「滑り台鑑賞家」としても伝説となっている。タイトルはたまの曲「公園には自転車できた」をもじって付けられた。
主催の内海さんは岡山在住のコピーライターで、「日本ピクトさん学会」の会長でもある。非常階段の看板に代表される「ピクトさん」の研究、猫よけペットボトルのある風景「ペッ景」、装飾テント「装テン」など、日常の中にある発見や気付きを発信している。
今回初めてイベント企画をした内海さんは、「岡山に今まであるイベントは、すごく盛り上がるオラオラ系、何かの役に立つ真面目系しかないのではないかと常々思っていた。東京カルチャーカルチャーで行われるような、少しマニアックなイベントを本当は誰かにやってほしかったが企画することになった」と話す。
「滑り台は公園の中でも一番個性が発揮される主役となり得る遊具。同じものをたくさん観察していくと面白い発見がある。人によって発見は違うが、それがまた面白い。『見たことあるのに、見えていなかった』ことに気付いてほしい」と内海さん。「日曜の昼間、ぽわんとまったり過ごせるトークショーにしたい。たま好きな人も滑り台好きな人も、そうでない人も公園に行くつもりで来てもらえれば」とも。
開催時間は14時30分~16時30分。参加費は2,000円(別途1ドリンク500円)。参加は、内海さん(picto@mx35.tiki.ne.jpに人数、電話番号を記入)で受け付ける。スライドトークショーの他に、滝本さんへの質問コーナーやミニライブも予定している。