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岡山マラソンに地元お掃除ランナー初出走 ごみ拾いながら完走

写真左から宮路さん、松木さん、中見さん

写真左から宮路さん、松木さん、中見さん

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 11月13日、岡山市中心部で行われた「おかやまマラソン2016」に地元岡山出身の中見真康(まさやす)さんがお掃除ランナーとして初めて参加した。

給水所に捨てられたカップ

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 同大会は、今年2回目の開催で、42.195キロのフルマラソンと4.5キロのファンラン合わせて約1万6千人が出場した。天候にも恵まれ、沿道にはメガホンやチアスティックを持った観戦者が大会を盛り上げた。

 今回お掃除ランナーとして初めて出場した中見さんは「昨年の同大会でお掃除ランナーをする京都出身の宮路胤哉(かずや)さんを見て、挑戦しようと決意した。1年間走る練習だけでなく素手でごみを拾う練習や筋トレも行ってきた」と話す。

 中見さんは、ごみ拾いボランティア活動を行っている団体グリーンバードにも参加して、普段からごみ拾いをしている。「マラソン大会はボランティアなどの協力でランナーは走ることができる。感謝の気持ちを持つことと、ポイ捨てするランナーのいないおかやまマラソンになってほしい。今後続けていきたい」とも。

 同大会では中見さんのほかに、昨年に続き宮路さんと愛媛から松木淳也さんが、お掃除ランナーとして出場した。給水所のカップ、ランナーが捨てたドリンク容器、サプリメント、あめなどのごみを拾いながら、制限時間の6時間で完走した。回収したごみは、3人で20リットルごみ袋に27袋分となった。

 宮路さんは「大会ボランティアも前回よりごみ回収を工夫されている。ごみ箱だけじゃなくごみ袋を臨時に使って美化を心掛けているのは素晴らしい」と話す。

 宮路さんは、お掃除ランナーとしてフルマラソンに今年10回目出場、うち4回は海外の大会でもお掃除ランをしている。「一人でお掃除ランをすることがほとんどだが、地元ランナーがお掃除してくれるのはとてもうれしい」とも。

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