岡山市水道局(岡山市北区鹿田町2、TEL 086-234-5907)が現在、「おかやま水道カード」を無料で配布している。
「水道カード」は政令指定都市では初めての取り組み。サイズは8.8センチ×6.3センチ、両面カラーで全25種。配水所や浄水場などの水道施設、水道管や給水車などを1枚に1件取り上げて紹介する。同局企画総務課と20~30代の若手局員約10人が中心に企画し、制作した。
カード表面には写真とロゴを掲載。裏面では施設の設立年、面積、太陽光発電量などのデータを含めて用途や機能など説明し、「エコロジー」「つよさ」などの4指標を5段階で表す。ロゴデザイン、写真、説明文などほとんどを局員が手掛けた。同課企画広報係の前田慎二郎さんは「工事、電気、化学の専門分野の局員も一緒に考えたので、少しマニアックな部分もある。市内の水道施設を身近に感じてもらえれば」と話す。
1種類当たり450枚を用意。同局のほか、岡山市水道記念館(北区三野)、岡山市半田山植物園(北区法界院)、JR岡山駅地下のももたろう観光センターで配布している。各窓口で種類が異なり、2カ月ごとに第4弾まで展開。6月3日に岡山ドーム(北区北長瀬表町1)で開く「第59回水道週間おかやま水道フェア」ではイベント限定カードを配布する。
前田さんは「約1カ月で200枚配布したカードがある。子どもも大人も興味を持てる水道カードになれば」と話す。